風俗の基礎知識

風俗店で働くにはどうすれば良いのか

風俗店はお客様として行く方が多いと思いますが、男性スタッフとして「風俗店で仕事をする」という選択肢もあります。風俗店の仕事は世間のイメージはあまり良くない面もありますが、高収入で誰にでもチャンスがある仕事でもあります。

求人はインターネットで探せる

風俗店で仕事をしたいと思ったら、まずは求人を探す必要があります。普通の仕事を探すときに求人サイトを利用するように、風俗店の求人も風俗専門の求人サイトを利用します。

風俗専門の求人サイトには、地域や職種ごとでさまざまな求人が掲載されています。この中から、あなたの希望の条件に合ったものに応募します。

最近は転職する際に、担当アドバイザーが無料で転職に関するアドバイスをしてくれたり、求人の紹介をしてくれたりするサービスがあります。ただ、風俗店の求人サイトではこうしたアドバイザーを設けているサービスは現状として存在しておらず、自分で応募する形式が一般的です。

風俗店の求人サイトは、怪しいイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実際は比較的クリーンで、一見普通の求人サイトと変わらないデザインとなっています。また、掲載されている広告も風俗店の求人とは分かりにくいです。

また、風俗店の仕事の大きな特徴として、男性スタッフであっても「収入が高め」ということが挙げられます。求人によって給料は異なりますが、受付スタッフで月収30万円、店長や幹部候補の仕事は月収50万円など、一般企業より高い給与水準の求人も多く見つけることができます。

また、寮つきの求人も多いです。風俗店での仕事は忙しくなりやすいため、職場の近くの寮に住むことですぐに職場に向かうことができます。寮は職場側にとっても、働く側にとってもメリットがあるのです。

面接は比較的通りやすい

高収入の傾向にある風俗店の求人ですが、面接は比較的通りやすいです。風俗店で仕事をする方の経歴は本当にさまざまで、一般企業とは異なる傾向にあります。

一般企業では高卒の方もいますが、大学を卒業した方も多いです。これに対し風俗店では中卒や高卒の方が多く、中には前科持ちの方でさえ勤務している場合もあります。少し驚いてしまうような環境かもしれませんが、幅広い方にチャンスが開かれている仕事といえます。

また、いわゆる「訳あり」のような方ばかりではなく、一般の方が風俗店で働くケースも比較的あります。例として、「一般企業に勤めていたものの50歳ほどでリストラにあってしまった方が、次の仕事を見つけることができず風俗店で仕事をし始めた」というケースもあります。

また、風俗店の求人は応募条件を設けていないものが多いですが、年齢制限を設けているものもあります。風俗店の仕事は体力が必要であることが多いため、年齢が高いと体力的についていけない可能性があるためです。

仕事を始めることができても、継続できるかがポイント

風俗店は、実は仕事を始めるのはそれほど難しくありません。それよりも「継続できるか」が大きなポイントです。風俗店の仕事はハードなので、途中で疲れて辞めてしまう方は多いです。

ある日突然仕事に来なくなってしまい、寮の荷物もほかのスタッフが気付かないうちにまとめて出て行ってしまう方もいます。「飛ぶ」といわれる行動で、スタッフが一人でも飛んでしまうと他のスタッフに仕事のしわ寄せがきます。そして残されたスタッフは、さらに仕事がハードになります。

また、風俗店の仕事は厳しい上下関係があることが多いです。常に先輩や上司の叱責に耐えながら、着実に仕事をこなせる方が生き残ることになります。

こうした大変な風俗店の仕事を続けられる方は「熱意」や「目標」を持っている方が多いです。「お金を貯めて将来やりたいことがある」という方や、「家族のためになるべく多く収入得たい」という方もいます。風俗店で働く方は、男性スタッフであってもさまざまな想いを持って仕事をしています。

風俗店で働く方は、「風俗嬢という憧れの存在に近い場所で仕事をしたい」という方よりも、「頑張って仕事をして、それに見合った収入を得たい」という現実的な考えで仕事をしている方が多いです。

風俗業界を盛り上げる企業や団体

なお、安心して風俗店で働けるのは、それを取り巻く企業や団体が存在していることが大きいです。

風俗業界というと、風俗店をイメージする方は多いと思いますが、風俗業界にはさまざまな企業や団体が関わっています。日本の風俗業界は斜陽化の傾向にあり、状況を打開するために盛り上げようとしている人達がいます。

風俗用品を取り扱う企業

風俗店には風俗嬢が在籍しています。そのとき、プレイのサービスを提供するのに必要不可欠なのが風俗用品です。ローションやバイブレーター・コスプレ衣装など、風俗店で必要な物はたくさんあります。こうしたアイテムを販売しているのが「風俗用品を専門的に取り扱う企業」です。

こうした企業では風俗用品の「販売のみ」を行うのが一般的でした。しかし、風俗業界の変化にともない、風俗店経営者のためのセミナーを開催する企業が登場してきています。風俗店を経営するために必要なアイテムの解説から、経営を成功させるためのノウハウなどを提供しています。

風俗用品を扱う企業の経営者自身が風俗店の経営者であるケースもあります。風俗用品会社と風俗店両方の経営経験がある方が開催するセミナーでは、実体験に基づく「風俗用品を店で効果的に取り入れるポイント」を学ぶことができます。そのため、風俗店経営者の方から好評を博しています。

また、最近は人気風俗嬢がセミナーに講師として共同参加することがあります。人気風俗嬢は「どのように風俗用品を使えば男性を惹き付けられるか」をよく理解しています。「実体験を元にした話で分かりやすい」として好評となっています。

風俗嬢が働きやすい環境を作る動きもある

風俗嬢を支える活動も行われています。風俗嬢が患う病気として特に多いのが性病です。仕事を通してHIVなどの病気になってしまい、仕事ができなくなる上に、命の危険にまでさらされる方もいます。そのため風俗嬢に対して、性感染症の予防方法をレクチャーする講座が開催されています。

また、風俗嬢の仕事につきものとして、男性客とのトラブルがあります。女性に対する好意からストーカー行為をしてしまう男性や、法律で禁止されている本番行為(セックス)を強引にしょうとする男性などがいます。こうしたストーカー被害対策のレクチャーなども積極的に開催されています。

風俗嬢を辞めるように支援するサービスも存在する

さらに、風俗嬢を対象にした自己破産手続きのレクチャーも開催されています。風俗嬢の中には借金から風俗の仕事を始める方がいます。しかし、人によっては風俗の仕事に抵抗があり、大きなストレスを感じながら仕事をしている方もいます。

借金生活からの解放に繋がる「自己破産」を選択肢のひとつとして知ることで、風俗の仕事を辞めることができる可能性があります。自己破産手続きのレクチャーは、弁護士を招いて開催されることが多いです。

風俗店にとっては痛手ですが、「風俗嬢で働くことに抵抗を感じている人」にとって、自己破産手続きの支援をしている会社は救世主となるのです。

風俗業界に新しい提言をする団体もある

風俗業界はこれまで「男性の性欲を満たすためのサービスを提供する業界」と考えられてきました。しかし、風俗業界に新しい提言をする団体も登場しています。

提言のひとつとして「障がい者の自慰行為の支援」があります。障がい者の方の中には、体が不自由であるため自慰行為ができない方がいます。風俗嬢が介助をすることで障がい者の方が自慰行為を経験することができ、精神と身体の健康を保つことができる可能性があります。

自慰行為を含めた性行為を「恥ずかしいもの」と考える方は多いです。しかし、心と体の健康を保つために性行為は必要なものでもあるのです。

また、風俗業界に関係する法律を学ぶ場を提供する団体もあります。

風営法や売春防止法など、風俗店が守るべき法律があります。しかし、法律を無視して営業を行う店は非常に多いです。

この状況を「違法な店が多いのは、法律があっても経営者やスタッフがどのように行動すれば良いのか分からないためだ」と考え、団体では法律を守って風俗店を営業するための知識を提供しています。

このように、風俗業界を盛り上げる動きは多く存在します。活動が加速することで、今後の風俗業界がより健全で明るいものになっていく可能性は十分にあるといえます。

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