性風俗の歴史

電話で女性と会話をする「テレフォンクラブ」の歴史と現在

風俗店にはさまざまな種類がありますが、その中でもほかの店にはない特徴的なサービスを提供しているのが「テレフォンクラブ(テレホンクラブ)」です。通称「テレクラ」と呼ばれることもあり、1980~1990年代にかけて人気となりました。テレクラは現在でも営業しているお店があります。

ほかの風俗店では店で勤務する「風俗嬢」が性的プレイを行ってくれます。これに対してテレクラでは、男性客は「一般女性」と電話で会話を楽しむことができます。

ここでは、テレクラの誕生と現在のサービスについて紹介します。

テレクラは1980年代から始まった

テレクラの歴史は昭和時代(1926~1989年)の後半である1980年代から始まりました。

1958年(昭和33年)に施行された売春防止法という法律によって、風俗店で売春を行うことは禁止となりました。これにともない、各地の風俗店はセックスを行わない性的サービスを提供するようになりました。

性的プレイを提供するサービスには、ヘルスやキャバクラ、ピンサロなどがありましたが、その中のひとつとして登場したのがテレクラでした。1985年に東京で開業された「アトリエキーホール」や「東京12チャンネル」が初のテレクラといわれています。

テレクラはほかの風俗店にはない「一般女性と電話で会話することができる」という特徴があります。

男性によって性癖はさまざまです。「プロ」として仕事をしている風俗嬢とプレイを楽しみたい人もいれば、いわゆる「素人(一般)女性」と接したい人もいます。テレクラは「一般女性と会話を楽しむことができる珍しいサービス」として人気となりました。

興味本位で電話をした女性がテレクラに夢中になった

1980年代に誕生したテレクラは、男性客は1時間3,000円などの料金がかかりました。また、男性に対して女性は無料で利用することができました。そのため家出した女子高生が興味本位で電話をしたり、失恋した女性や夫婦関係が悪化した女性が寂しさから電話したりすることがありました。

こうしてテレクラを利用した男女が電話で会話をしているうちに、「直接会おう」という話になることがありました。

テレクラで出会った男性客と女性は、恋愛関係に発展して自然にセックスをすることがありました。しかしときには男性が「お金を払うからセックスをしませんか」と提案をすることがありました。これは売春であり、違法な行為です。

当時はテレクラに関する規制が緩く、「レディースコミック(20代以上の女性向けの漫画雑誌)」にテレクラの広告が掲載されることがありました。そのため、テレクラに興味を持つ一般女性はたくさんいました。

こうしてテレクラを利用するようになった女性が、売春をすることがあったのです。

テレクラに電話をする女性の中には、男性客が電話に出るとすぐに泣き出して、男性が悩みを聞くうちに「会ってほしい」と言い始める人がいました。また、人妻の女性が日々の生活に刺激がないことに不満を持ち、テレクラを利用することがありました。

テレクラに電話をする女性には、さまざまな人がいたのです。

さらに場合によっては、女子高生が売春行為をするケースがありました。

当時問題となっていたことに「援助交際」があります。援助交際は「18歳未満の女性がお金をもらってセックスの相手となる行為」を指します。当時は社会問題となっており、主に未成年である女子高生が行っていました。

女子高生は街中の看板広告などでテレクラの存在を知ることがありました。最初はいたずらや軽い気持ちからテレクラに電話をしていた女子高生が、相手の男性に興味を持つケースがありました。そしてそこから、援助交際に発展することがあったのです。

1986年の朝日新聞には、「テレクラで知り合った男性とデートをした女子高生が補導された」というニュースが掲載されました。このように、女子高生によるテレクラの利用は当時、非常に問題視されていたのです。

売春行為を取り締まるために、テレクラに規制が設けられた

こうした売春行為をきっかけとして、1990年代中盤からはテレクラに対して厳しい規制が行われるようになりました。

最初に規制を行ったのは岐阜県でした。岐阜県は1995年に「青少年保護育成条例」という条例を改正して、18歳未満の男女のテレクラ利用を禁止しました。

さらに各地の条例でもテレクラに対して規制が設けられました。条例には「テレクラ利用者は男女ともに18歳以上であることを示す身分証の提示が必要」、「テレクラ店は深夜0時以降の営業禁止」などの内容が盛り込まれました。

1980年代から1890年代前半にかけて、テレクラは人気となりました。ピーク時には東京の新宿や渋谷を中心として100店舗近いテレクラが営業していました。しかし厳しい規制が設けられてからは、徐々に店舗が減少しました。

テレクラのシステム・サービス内容

テレクラでは、男性客は電話で女性と会話をします。男性客は女性と電話をするために、テレクラの店舗に入店する必要があります。

テレクラの店舗に入ると、まずは受付を行います。テレクラは「入会手続き」が必要です。初めて利用する際には身分証明書が必要となりますが、2度目の利用からは会員証の提示で入店できます。

男性客は入店すると、店のスタッフの案内で個室に通されます。個室には電話機が置かれており、一般女性からの着信がきたら受話器を取り、会話を楽しみます。

また女性からの着信は、2種類の形式で男性客に割り振られます。

ひとつ目は「入店している男性の中で、早く受話器を取った人が会話できる形式」です。これは「早取り形式」と呼ばれます。

二つ目は、「店のスタッフが女性からの着信を、早く入店した男性から順番に割り振る形式」です。

テレクラが営業され始めた初期のころは早取り形式が一般的でした。しかし早取り形式の場合、早く入店した男性が待たされることがありました。そのため徐々に、後者のテレクラのスタッフが割り振る形式が一般的になりました。

テレクラはほかの風俗店と異なり、男性客は会話をした一般女性と会うために店を出て外出をすることができます。そして男性は時間内なら店内に戻ってきて、また次の着信を待つことができます。

また、1980年代の電話は、「公衆電話」や「自宅の電話」が一般的でした。女性はこうした電話からテレクラの店舗に電話をかけ、男性客と会話をしました。

女性が電話をするテレクラの番号はフリーダイヤルとなっており、女性は無料でテレクラを利用することができました。そのため成人女性だけでなく、退屈していたり、寂しさを感じていたりする女子高生が、電話をかけることがありました。

1980年代のテレクラの相場は、前述の通り1時間あたり3,000円ほどでした。これに加えて入場料として3,000円、入会金として3,000円ほどが必要になる店もありました。

テレクラは現在も営業されていますが、相場は1時間あたり2,000円ほどと1980年代より安くなっています。また、入会金なしで利用できる店もあります。

かつてのテレクラの個室は部屋が汚れていることがよくありました。しかし現在はリクライニングシートが設置され、ビデオ見放題など、快適な環境で女性と電話を楽しむことができるようになっています。

現在は無店舗型のテレクラもある

また、現在のテレクラは店舗型のテレクラのほかに、自宅から利用できる「無店舗型のテレクラ」も登場しています。

2000年代に入ると携帯電話が普及し、男女ともに場所を選ばずに電話をできるようになりました。無店舗型のテレクラは携帯電話の普及を背景としてサービスが開始されました。

無店舗型のテレクラを利用する場合は、インターネットでテレクラサービスの登録手続きを行います。登録すると指定の電話番号があるため、その番号に電話をかけると一般女性に取り次いでもらえる仕組みとなっています。

無店舗型のテレクラは手軽に利用でき、どこでもテレクラを楽しめるのがメリットです。

テレクラは一般女性との出会いの手段

前述のように、男性客はテレクラで会話をした一般女性と直接会うことができます。

テレクラに電話をする女性は「仕事やプライベートでの悩み」や「誰かと話したい気持ち」を持っていることが多いです。男性客は会話をしているうちに女性と打ち解け合い、直接会う約束ができる場合があります。

もちろん電話で会話をするため、男性、女性とも実際に会うまではお互いにどのような人なのかが分かりません。しかしそこが「どのような人なのだろう」という期待感を楽しめるテレクラの良いところです。ただこれは、「実際に会ってみたら想像していた容姿と違って残念な想いをした」という失敗が起こる原因でもあります。

ちなみにテレクラの店舗は一般女性からの着信がくるだけであり、男性や女性が実際に会った後の行動まで管理することはできません。そのため男性客と女性が直接会ってセックスをしたとしても、店は介入しません。

風俗店での本番サービス(セックス)の提供は違法です。テレクラ店は「男性客と電話相手の女性が自由恋愛に発展してセックスをした」として、法律を守っています。

現在のテレクラは、安心して利用できる店がほとんど

テレクラは現在も営業を続けているお店があります。現在残っているテレクラは規制を守って営業されている、いわゆる「優良店」が多くなっています。

店によっては店内に「電話の相手である女性が援助交際を求めてきた場合は、すぐに電話を切って良い」と貼り紙がしてある場合もあります。

現在のテレクラは年齢制限や営業時間を守り、一般の男性や女性に出会いの場を提供しているのです。

ただ、テレクラが流行っていたのは1980~1990年代であるため、現在テレクラを利用する人は当時を懐かしんで利用する中高年の男性・女性が多くなっています。

また、現在は手軽に一般女性と直接出会うことができる街コンや出会いパーティなどが開催されています。そのためテレクラは現在も営業されているとはいえ、ほかの風俗店に比べて数が少ない傾向にあります。

このようにテレクラには1980年代から1990年代にかけて売春が増えたことから、厳しい規制が設けられました。しかし現在は規制を守って営業されている店が多くなっています。一般女性と出会いたい場合には、利用してみるのはお勧めです。

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