人の体内には「ホルモン」という物質が存在します。ホルモンには大きく分けると「男性ホルモン」と「女性ホルモン」の2種類があります。男性ホルモンと女性ホルモンは、人にとって必要不可欠な物質です。

人によっては「男性ホルモンや女性ホルモンという言葉を聞いたことはある。しかし、これらがどのような働きをする物質なのか、詳しいことを知らない」ということがあるかもしれません。そこでここでは、男性ホルモンと女性ホルモンの特徴と働きについて紹介します。

ホルモンは「環境・体調の変化に対応するため」に働く

ホルモンは食べ物などからとることはできず、人の体内でしか作られない化学物質です。ホルモンはさまざまな物質の総称で、全部で約70種類あります。

人は生活する環境が変わるとその変化に適応するため、体内でコントロールが行われます。例えば寒い場所から急に暖かいところに行くと、人の体内では暑さに対応できるように、汗を多く発散させるようにコントロールが行われます。

このように環境の変化に人が適応しようとするとき、人の脳から全身に対して「指令」が出されます。寒い場所から暖かい場所に移動するときには、「汗を多く発散させて、体を冷やそう」という指令が脳から全身に出されます。そして人は、暖かい環境に適応できるようになります。

このとき、「脳からの指令を全身に伝達する働き」をする物質がホルモンです。ホルモンが正しく働くことで人の身体はコントロールされており、健康が保たれているのです。

男性ホルモンの働き

全部で約70種類あるホルモンは、「男性ホルモン」と「女性ホルモン」に分かれます。

男性ホルモンは、「男性らしさ」を形成する物質です。男性は筋肉質な体つきをした人が多いです。男性のこうした体型は、男性ホルモンの働きによって作られています。

男性ホルモンには種類がありますが、その中でも特に代表的なものが「テストステロン」と呼ばれる物質です。他には「ジヒドロテストステロン」「デヒドロエピアンドロステロン」という物質などがあります。また、これら3つは男性ホルモンの中でも主な物質であるため、総称して「アンドロゲン」と呼ばれることがあります。

男性ホルモンは健康な人の場合、1日に約7mgの量が体内で分泌されています。また、男性ホルモンは副腎(ふくじん)と呼ばれる部位と、睾丸で作られています。副腎は胸の下あたりにある「腎臓(じんぞう)」の上部にあります。

人が食事でとることが多い成分に「たんぱく質(プロテイン)」があります。たんぱく質はさまざまな食材に含まれています。例として肉類や魚介類、大豆、乳製品などには、たんぱく質が豊富に含まれています。

男性ホルモンは「体内に入ったたんぱく質を、筋肉や内蔵の栄養に変える働き」があります。つまり、たんぱく質をとることで筋肉がつきやすくなり、内蔵が健康に保たれます。

さらに男性ホルモンには「皮脂をたくさん分泌させたり、体毛を生えやすくしたりする働き」があります。

男性によっては、肌や髪の毛に脂分が多い人がいます。このような人は男性ホルモンの働きによって皮脂がたくさん分泌されて、肌や頭皮に脂分が多い状態になっています。また、男性は女性よりも毛深い人が多いです。これも男性ホルモンの作用によって、毛が生えやすいことが原因となっています。

また、男性ホルモンは「性欲を高める働き」ももっています。男性は女性よりもすぐに「セックスをしたい」と考える人が多いです。男性がこのように考えるときには、男性ホルモンが働いているのです。

女性ホルモンの働き

男性ホルモンに対して女性ホルモンは、「女性らしさ」を作る働きをしています。女性ホルモンは大きく「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類に分かれています。女性ホルモンは「卵巣」で作られます。

女性は「妊娠して赤ちゃんを出産する」という、男性が行わない活動をします。エストロゲンは主に「女性らしい柔らかくてしなやかな体つきを作る働き」をします。これに対してプロゲステロンは主に「女性の生殖機能を保つ働き」をします。

エストロゲンの働きはきれいな肌やふくよかな乳房など、「女性の見た目に関わる部分」を作るだけではありません。エストロゲンは女性が妊娠しやすいように子宮の状態を保ったり、骨を強くしたりする働きももっています。人の骨は古くなると新しいものに入れ替わっています。このときにエストロゲンが働いているのです。

プロゲステロンには赤ちゃんを育てるために必要な母乳を分泌するための「乳腺(にゅうせん)」を発達させる働きがあります。また、プロゲステロンは女性の体内で受精が行われやすくなるために「基礎体温(人が目覚めた直後の体温)」を高める働きがあります。

女性は定期的に「排卵日」という日があります。女性は妊娠をするために体内で「卵子」を作り、精子と受精させる準備をしています。女性の体内にある子宮には、卵巣で作られた卵子が移動します。これを「排卵」といいます。ただ、受精のために準備された卵子は、精子と結びつくことがなければ体外へ排出されます。この現象が「生理」です。

エストロゲンは生理後から次の排卵日にかけて、体内で作られる量が増える傾向にあります。また、プロゲステロンは排卵後から生理までにかけて、量が増えやすいです。つまりエストロゲンとプロゲステロンは、交互に量が多くなる仕組みになっています

人の体内には「ホルモンバランス」がある

男性にも女性にも、男性ホルモンと女性ホルモンの両方が体内に存在しています。例えば男性の場合、男性ホルモンだけが存在していて女性ホルモンがまったく存在しないわけではありません。ただし男性の体内には男性ホルモンが、女性の体内には女性ホルモンが多く存在しています。

人の体内は約70種類あるホルモンがバランスを保って存在する状態となっており、これを「ホルモンバランス」と呼びます

男性ホルモンと女性ホルモンは相反する物質のように思えますが、構造は似ています。体内には酵素(こうそ)という、「体内のさまざまな器官の機能を、正常に保つ働きをする物質」が存在しています。ホルモンは前述のように体内で作られますが、酵素の働きによって男性ホルモンと女性ホルモンが作り分けられています。

ホルモンバランスが乱れると、身体の機能が正しくコントロールされなくなります。そして人は、環境の変化に適応できなくなります。

ホルモンバランスの乱れは女性に起きやすい

女性は生理や妊娠をする際に、ホルモンバランスが乱れてしまいやすいです。前述のように女性の体内では妊娠の準備をするために、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが交互に分泌されています。このような仕組みであることから、女性は体内の女性ホルモン量が変化しやすく、ホルモンバランスが乱れやすいのです

ホルモンバランスは前述のように、「さまざまなホルモンが体内で存在するバランス」のことを指します。ただ、一般的に「ホルモンバランスの乱れ」についての話題では、体内での量が変化しやすい女性ホルモンに焦点を当てることが多いです。

ホルモンバランスが乱れると、女性の身体にはさまざまな症状が生じるようになります。代表的な症状として、「生理不順」があります。

女性の生理は健康な状態の場合、およそひと月ごとに繰り返されます。これを「生理周期」といいます。しかしホルモンバランスが乱れると、いつもならくるべきタイミングに生理がこなくなる場合があります。また、生理がきたとしても、出血量がいつもより多い、もしくはいつもより少ないことがあります。

さらにホルモンバランスが乱れると、生理のタイミングや出血量に異常が生じるだけでなく、生理の際に感じる痛み(生理痛)が大きくなることがあります。通常の生理で痛みが大きくなることはそれほどありません。しかしホルモンバランスが乱れると、大きな生理痛が毎日のように続くことがあります。

また、ホルモンバランスが乱れることで、女性が精神的に不安定になることもあります。イライラしてしまったり、「うつのような状態」になったりすることがあります。

上記のことを理解しておくと、女性が生理のことでいら立っていたり生理痛に耐えたりしているときに、「ホルモンバランスの乱れによる症状だろう」と考えることができます。

ホルモンバランスが乱れる原因

ホルモンバランスが乱れる原因として大きなものに、「不規則な生活習慣」があります。食事や睡眠が不規則になると、人は体調を崩すことがよくあります。このとき、ホルモンバランスに乱れが生じることがあります。

食事の時間と内容に気をつける

食事については、食べる時間帯を規則正しくする必要があります。毎日20時に夕食を食べているのであれば、食事時間が毎日20時から大きくずれないように気を付けましょう。

また、「食事の内容」にも気を付ける必要があります。偏った食事をしていると、人が健康を保つために必要な栄養素をまんべんなく補給することができません。肉類、野菜、果物などをバランス良く食べることが大切です。

人によっては脂分の多い食事をしたり、ビールをたくさん飲んだりしてしまいがちです。このような食事を続けているとホルモンバランスが乱れやすくなるため、野菜や果物も食べるようにしましょう。

睡眠を規則正しく、十分にとる

睡眠もホルモンバランスを保つために大切です。十分に睡眠をとるようにして、眠る時間帯を規則正しくすると良いです。また、昼間に仕事をしている場合は午前2時や3時まで起きているなど、あまり夜更かしをしないようにしましょう。

仕事が忙しいと、つい睡眠時間を減らしてしまいがちです。十分に休息をとれていない状態が続くと、ホルモンバランスが崩れやすくなる以外にも生活習慣病など、さまざまな病気の原因になります。

ストレスを発散させる

さらに、「ストレス」もホルモンバランスが乱れる原因になりやすいです。仕事やプライベートでの人間関係など、人はさまざまな場面でストレスを感じています。ストレスを感じる状態が長く続くと、身体にさまざまな異常や病気が生じるようになります。

ストレスによって身体が疲れやすくなったり、うつになったりしてしまうようになります。そしてこれと同時に、ホルモンバランスも崩れやすくなります。

ストレスは日頃から気を付けることで解消することができます。人に相談をしたり、運動をしたりすることで、ストレスを発散させることが大切です。

仕事が忙しいと、ストレスを抱えたままの状態を続けてしまいやすいです。「最近イライラしてしまいやすい」「悩みをずっと抱えたままで過ごしている」のように感じる場合には、意識的にストレスを発散させる時間をとりましょう

身体を暖かく保つ

また、女性に関しては「身体の冷え」が「ホルモンバランスが乱れる原因」になることがあります。身体が冷えると、体内にある子宮や卵巣も冷えやすくなります。すると、これらの器官が正しく働きにくくなってしまいます。

女性ホルモンは子宮や卵巣の働きを整える働きをもっています。そのためこれらが冷えることに伴い、ホルモンバランスも乱れやすくなります。身体を暖かく保って、ホルモンバランスの乱れを防ぎましょう。

定期的に運動する

最後に、運動不足によってホルモンバランスが乱れることもあります。運動をすると体内では身体を動かすために、細胞が活発に働くようになります。

細胞は働かないと、徐々に衰えてしまいます、ただ、運動をすることで活性化されると、細胞は元気な状態を保つようになります。ホルモンバランスは体内の細胞が正しく働くことで保たれています。そのため運動をすることは、ホルモンバランスを保つことにつながるのです。

そのため軽い運動でも良いので、日頃からできるだけ運動するように心掛けましょう。通勤のときにひと駅分歩くようにしたり、エレベーターを使わずに階段を上るようにしたりするだけでも良い運動になります。

このように、人の身体には男性ホルモンと女性ホルモンが両方存在しています。そしてホルモンバランスが正しく保たれることによって、人の健康は維持されています。ホルモンバランスについての知識は、「健康を保つため」や「女性をより深く理解するため」に役立てることができるのです。

日本人ガイドにより、最高の海外夜遊びを実現するには

Twitterで最新エロ情報を確認