出会い系サイトでは、会う前から女性との駆け引きが始まっています。チャットでのやり取りはもちろんのこと、お互いのプロフィールまで吟味しあうことを考えると、出会うまでがとても長い道のりであることがわかります。
そうした中で、運よく女性が会ってくれることを承知してくれたとしたら、第一関門は突破できたと考えていいでしょう。
ただし、出会えるからといって、すぐ仲良くなれるというわけではありません。むしろ、それからの流れのほうがずっと大変です。
もし、女性と出会う約束まで漕ぎつくことができたとしても、本当に女性と出会えるかどうかは定かではないのが現実です。また、実際に出会うまでの間に気を付けなくてはならないことがたくさんあります。
こうした、出会いの約束から出会うまでの間の期間に、どのようなことに注意しておけばいいのかを勉強すると、女性と仲良くなれる確率が飛躍的に高くなります。
本当に来てくれるかどうかは未知
出会い系サイトのチャットで女性と出会う約束をしたとしても、当日その女性が待合場所にちゃんと来てくれるかどうかはわかりません。これはいわゆる、バックレというものです。
もちろん、社会人として約束を無断で破るということは、簡単に許される行為ではありません。ところが、出会い系の場合は、出会うまで「ネットで関わっただけの赤の他人同士」にすぎません。
無断で約束の時間に来なかったとしても、自分の名誉がけがされることがないため、バックレ行為も横行しています。
このようなことから、確実に女性が当日に来てくれるわけではないと考えておいてください。もちろん、来てくれる確率は人によってまちまちですが、少しぐらい低めに見積もっておいたほうが、失敗した時のダメージが軽減されます。
適切なお店選び
出会って初めて行くところといえば、やはり飲食店が無難でしょう。いきなり遊園地などに連れていかれても、女性は戸惑うばかりです。
ただ、一口に飲食店といっても、世の中にはさまざまな種類のお店が存在します。お金持ちが行くような高級レストランがあれば、金欠の味方である牛丼屋もあり、お店選びには迷ってしまいます。
男性の陥りがちな間違いの中に、「とにかく高級店にいけばいい」というものがあります。確かに、高級店であれば店のサービスもしっかりとしていますし、食事やお酒の質も高いことでしょう。
ただし、あまりにも高いお店だと、何事も気軽にできません。ドレスコードや、ある程度の作法も要求されます。そのため、高級飲食店は、初対面同士がお互いの距離を詰めるための場としては、あまり適しているとはいえません。
適切なお店としては、昼間であれば町中のカフェがおすすめです。安価でありながらおしゃれな雰囲気があり、女性受けはとてもいいです。
また、その女性がお酒を飲める人であれば、サラリーマンばかりのいる居酒屋ではなく、半個室のような席がある居酒屋で食事をするのがいいでしょう。
ただし、その際にカップルシートを選ぶのはやめましょう。相手との距離があまりに近いと、警戒心を持たれます。
適切なお店がわからない場合は、日ごろから町中を観察してみることをおすすめします。男女ペアの客が多いお店を探せば、出会った相手をエスコートするお店として活用することができます。
フォーマルスすぎず、カジュアルすぎないお店を選ぶことが重要です。
会うまでは顔写真を我慢
出会う相手の顔は気になるところです。だからといって、会う前に顔写真を送るように要求するのはやめましょう。
場合によっては、相手の気分を害してしまい、計画がご破算になる可能性もあるからです。顔は、出会うまでお楽しみにしておきましょう。プロフィールなどで既に顔写真を公開している場合は問題ないものの、そうでない場合は実際に会うまで相手の顔が分からないのは仕方のないことでもあります。
出会った女性と、上手に接するための準備
出会い系サイトでは常に、男女の欲望が渦巻いています。しかし、その中で勝利することができるのは、何事にも手を抜かない者だけなのです。そのため、出会うまでの間にも、しっかりと準備をすることが重要です。
出会い系サイトは、何も特殊なサービスではありません。男女の出会いを簡略化し、ネット上で行っているだけにすぎないからです。
出会い系は基本的に普通の出会いと変わりません。これは、仕事での出会いや、合コンでの出会いなど、非常に広い意味での出会いを指します。
こうした初めての人との出会いの際、服装や身だしなみはもちろんのこと、会ってから話す会話なども事前に準備しているといいです。女性は社会的常識を持った男性に、高い評価を与えるからです。
初対面に適した服装
初めての女性と出会う際に、最も悩ましいものが「自分が着ていく服装」です。普段あまりファッションに関心のない方は、急に服をこしらえるだけでも一苦労であるはずです。
そうした際に役立つのが、仕事で用いるようなスーツです。
スーツは万能な服であり、社会人であればだれが着ていてもおかしくはないものです。それでいて、身なりがとても整って見えるため、女性受けもそこそこです。
もちろん、普段スーツを着ない職業の方も、理由を付けてスーツを着ることができます。また、出会う日が休日だった場合、スーツを着ていくのは若干不自然かもしれませんが、「休日出勤だった」などといっておけば筋は通ります。
ちなみに、社会人の女性にはあまり効果はありませんが、普段見慣れていない大学生などに対して、スーツ姿はとても受けがいいです。スーツに抵抗のある方は、私服でも構いません。その際、ジャケットなどビジネスカジュアルのような恰好であると、はずすことはありません。
できるだけ、服装はシンプルなものにとどめましょう。大抵の女性は、男性の服装に清潔感を求めます。そのため、しわの少ない服を選んだり、新調したりすることをおすすめします。
話題を用意しておく
人間第一印象が大切です。そのため、出会った初めの日を楽しく過ごせれば、女性も再び会う約束をしてくれる可能性が高くなります。
もちろん、服装も第一印象を決定づけるためにとても重要なポイントです。しかし、その日の会話が弾まなかったり、相手に不快感を与えてしまったりした場合、いくら第一印象が良くても女性は見限ってしまいます。
そうしたことを避けるため、その日に話題にする会話の内容を事前に準備することをおすすめします。
まず、その日の会話に出すためのトピックを、今までのチャットなどで得た情報からピックアップしましょう。チャットでの会話でも、ある程度相手がどういったことに関心のある女性なのかがわかります。
また、プロフィールに書いてある趣味や好きなアーティストなども参考になります。
こうしたところから女性の情報を得た後は、情報を「自分が知っているもの」と、「そうでないもの」とに分別しましょう。
女性が好きなもので、自分も知っているもの(有名アーティストなど)であれば、それを中心とした会話が可能です。ただし、自分の知らないものであっても、「相手に尋ねる」という形で会話をすることができます。例えば、以下のような感じになります。
「そういえば、フェネックっていうペット飼ってるんだって? いったいどんな生き物なの?」などといった感じに、知らない情報でも相手に話させるということで会話を続けることができます。
なお、相手に話してはいけないことがあります。それは、政治、経済、宗教、その他学問的なことです。いずれも、女性に限らず初対面の方に話すことではありません。
ボーイスカウトの標語には、「備えよ常に」というものがあります。この言葉の通り、準備をすることはすべてにおいてとても大切なことです。
妻・母の気配を感じさせない男性が好まれる
女性と出会う前の準備段階で手を抜いてしまうと、いい結果は得られません。最高の結末を望むのであれば、十分に気を配らすことが重要です。
特に、出会い系サイトに登録している女性は、妻・母が近くにいるような気配を出す男性を嫌います。なぜなら、女性にとってはいずれの存在も不安要素にしかならないからです。出会い系を活用する上で、妻や母の存在を消すことも重要です。
妻帯者を嫌う理由
妻帯者であっても、出会い系サイトを利用している男性は数多く存在します。ただ、妻がいる以上、彼らの目的のほとんどは遊び目的の浮気です。
浮気が倫理的にどうかについては置いておくにしても、出会い系サイトにおいて結婚している男性は女性から嫌がられる傾向にあります。理由は簡単で、大抵の女性は「遊び目的での出会い」というものが嫌いだからです。
遊び目的であると、「出会ってセックスまで至ったとしても、すぐに捨てられてしまうのではないか」と女性は不安がります。実際、すべての男性がそうとはいえませんが、自分の都合が悪くなると、逃げ出してしまう人が多いのも事実です。
そのため、端から不倫を目的とした妻帯者は、初めから女性の候補から外れてしまうことが多いのです。
母親の存在を感じさせる男性を嫌う理由
「男性は皆マザコン」という説もあるように、基本的に男性は母を大切に思う傾向にあります。もちろん、育ててくれた親を敬う気持ちは大切です。
しかし、女性はマザコンに対して厳しい目を向けます。母と仲のいい男性を見ると、なんだか頼りなく感じてしまい、生理的に受け付けなくなってしまうという女性も多く存在するのです。
「母と仲がいい=マザコン」という等式は決して成り立たないのですが、女性はかなり単純な基準で考えてしまう傾向にあります。
女性は男性が思っている以上に、男性の母を気にしています。そのようなことから、面倒なことにならないためにも、母の気配は消しておくべきです。
気配を感じさせないための方法
出会い系サイトを利用する際は、できるだけ妻・母の気配を隠しましょう。
まず、プロフィール写真について考えてみましょう。例えば、写真の中の自分が着ている服が、完全にしわひとつないパリパリのシャツだったとします。それを見た女性は、背後に妻や母の存在を察知してしまいます。
男性でそこまできれいに服を正す人は少数派です。そのため、多くの女性は、奥さんや母親がやったことであると感じてしまうのです。確かに、しわでヨレヨレの服よりかはましですが、適度な使用感を伴った服を着ましょう。
また、写真を撮った場所の雰囲気がいかにも実家であるときも、女性は男性に対しマザコンの疑惑を向けます。
実際に女性と会った時に最も気を付けるべきことは、結婚指輪です。結婚指輪は女性と出会うときだけ取ったとしても、指に跡がついてしまっています。したがって、出会う数日前から、時間が許す限り指輪を取って過ごすことをおすすめします。
また、女性との会話の中で、自分の母親の話題になったとき「ママ」、「お母さん」などと母親を呼ぶのは避けましょう。その呼び方だけで引いてしまう女性も多いからです。
母を呼ぶ際には、無難に「母親」、「おふくろ」などと呼ぶのが望ましいです。
女性は男性からすると、少し変わった価値観を持っています。しかし、それは女性が進化していくうえで培った「本能」に近いものです。それを矯正することは骨が折れるので、面倒でも男性側が柔軟に対応してあげたほうが無難に落ち着きます。