かつて日本では路上に女性が立ち、男性と援助交際する行為が盛んに行われていました。いわゆる売春であり、こうしたことが日常茶飯事に行われていたのです。
それでは、現在ではどのような実態になっているのでしょうか。昔も現在も売春が最も盛んな地域として池袋が知られています。
かつては「新宿・歌舞伎町にあるハイジア」周辺で援助交際が盛んに行われていましたが、いまそうした立ちんぼ女性は新宿にいまはいません。
一方で池袋ではどうなのかについて、実際に確認してみました。
池袋は援助交際が盛んだとされている地域が点在する
まず、池袋で実際に援助交際が存在するのかどうかを確認するためには、どこに援助交際のスポットがあるのかを知る必要があります。池袋であると、以下の場所で立ちんぼ女性が出現するといわれています。
- 池袋駅:北口周辺
- 池袋駅:北口から進んだラブホ街
- 池袋駅:西口周辺
- 中池袋公園
- 池袋駅前公園
地図では、次のような位置関係になります。
援助交際といえば、女子高生(JK)や女子中学生(JC)と路上でお金のやり取りをして本番行為(セックス)をするという事件がたびたびニュースになっていました。
ただ、現在ではそのようなニュースをほぼ聞きません。18歳未満とエッチして逮捕されたとはいっても、ほとんどが出会い系サイトを経由したものになっています。
ただ、以下のような情報がネット上に出ることはよくあります。
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上記のことが本当なのかどうか、または現在でもそうした光景を見ることができるのか実際に自分の目で確認しようと考えたわけです。私は東京に住んでいるため、比較的確認しやすいです。
8月夏休みの土曜日、昼過ぎに中池袋公園へ向かう
この日、季節は8月であり、世間の女子高生(JK)や女子中学生(JC)たちは夏休みです。夏休みでは開放的な気分になり、セックスに対してもオープンになるはずです。そうした甘い期待を抱き、池袋駅まで行くことにしました。
前日に雨が降っており、天気はくもりだったので夏真っ盛りであるにも関わらず外は涼しいです。しかもこの日は土曜日であり、絶好の援助交際日和だといえます。
そこで、まずは上の記事で「援助交際の女子中学生がたくさん集まるという中池袋公園」へ出向くことにしました。「夕方5時を過ぎると若い子はいない」という文章があったことから、昼過ぎに池袋へ行きました。
中池袋公園に到着したとき、たくさんの人がいました。公園にはアニメのバッグをもった若い女性が何人も座っているなど、確かにこれならオタク女子に紛れて援助交際することができます。
ただ、ふと疑問に思ったことがありました。それは、「誰が援助交際希望なのかまったくわからない」ということです。また、「単にアニメグッズの確認をしたり、待ち合わせをしたりして過ごしているのではないか」という疑問です。
昔は「援交待ちスポット」が存在し、そこに待っている女子高生や女子中学生は全員が売春希望であったため、誰に声をかけても問題ありませんでした。
また、そうした女子高生は見た目がギャルであり、ミニスカートを履いているなど見た目ですぐに援助交際希望かどうか判断できたといいます。
しかし、いまの日本でそうした立ちんぼがたくさんいる状況はあり得ません。また、こうした公園にギャルがいることは明らかに不自然であるため、援助交際希望の人がいたとしても、そのような人は比較的地味な格好をした女性になります。
そうして何時間もグルッと周囲を歩いたり、人々を観察したりと私は非常に怪しい行動を取っていました。ただ、少なくとも上記の記事にあるような「幼い顔つきの2人組が立った。片方のコが指を3本見せてくる」「通り過ぎようとした瞬間、手招きをしてくる」などのようなことはまったくありません。
そもそも、男性と女性が話をして交渉している姿を見かけません。あるとすれば、オタク風の男性と女性がカードを交換しながら熱い議論を交わしているくらいです。
ただ、ネット上の情報では「5人に1人の割合で援助交際希望の人がいる」とあります。もしかしたら私の思い違いであり、ここには売春を心待ちにしている淫乱な若い女性が混じっているかもしれません。
そこで、中池袋公園で暇そうにしている8人の女性に声をかけてみました。例えば、以下のような感じです。
…………
「こんにちは、誰かと待ち合わせしているのですか」
「(ビクッとした顔で)いや、違いますよ」
「じゃあ、アニメグッズでも確認しているんですね。それとも、割り切った関係とか」
「割り切った関係って何ですか?」
「あっ、割り切りではないんだね。じゃあ、……」
…………
このような感じで話を進めていきましたが、割り切りは売春のことを意味する隠語です。援助交際希望の人であれば、「割り切った関係」が援助交際を意味することを必ず理解します。また、こうした言葉を投げかけたときに顔に必ず反応が表れます。
ただ、売春希望ではない一般女性の場合は意味がわからないため、彼女たちは声をかけた私を単なる不思議な男性だと捉えます。そうして声をかけ続けましたが、援助交際のために待っている人はゼロでした。
他の援助交際スポットを巡る
もしかしたら場所が悪いのではと考え、他の援助交際スポットへ向かうことにしました。まずは池袋駅前公園です。中池袋公園から少し歩くと、池袋駅前公園に到着します。
この公園では基本的にタバコを吸っている人が腰をかけています。単なる喫煙スポットのようで、若い人はほぼいません。私は熟女好きではなく、おばさんに声をかけても仕方ないのでそのまま他の援交スポットへいくことにしました。
池袋では北口周辺や、その北にあるラブホテル街も援助交際が盛んだといわれています。ただ、池袋北口に行くと何人もの警察官がいました。
一人で暇そうに壁に寄りかかっている女性はいるものの、警察官の目の前で援助交際の交渉をするわけにはいきません。そのため、足早に北口から他の場所へ向かうことにしました。
その後、池袋駅北口から先に行ったラブホテル街を見て回ったり、池袋駅西口周辺を散策したりしました。ただ、立ちんぼ女性を見つけることはできません。何人かに声をかけましたが、援助交際希望ではありませんでした。
池袋駅西口の周辺には公園があり、ここにも立ちんぼ女性が現れるといわれていますが、何かのイベントがあるのかテントが張ってあり、周辺は中年男性が座っているか、宴会をしている人たちが集まっているのかのどれかでした。
そうしていると、雨が降ってきました。折り畳み傘をさして歩くようになったのですが、もしかしたらこれは恵みの雨かもしれません。
普通の女性であれば、雨の中で公園に一人ポツンと立っていることはありません。ただ、援助交際希望の立ちんぼ女性であれば、雨の中さびしく公園にいるはずです。
そこで私は中池袋公園に戻ることにしました。
ただ、若い女性は非常に少なく基本的におばさんが多いです。
雨の日であるため、当然ながら座ると濡れます。そのため男性であってもほとんどが立っているわけですが、おばさんは濡れること関係なく公園の花壇に腰をおろしています。
ただ、少ないながらも若い女性がいることには変わりありません。そこで、一人さみしくしている女性に狙いを定めて声をかけることにしました。
ただ、ここでも援助交際を待っている人は全くいませんでした。夏休みの土曜日であり、気温は涼しく過ごしやすい日ですべての条件がそろっているにも関わらず、援助交際で立ちんぼをしている女子高生や女子中学生はゼロでした。もちろん、20代の若い女性もいませんでした。
私は他の日も調査をしましたが、残念ながら売春女性を探し当てることはできませんでした。もしかしたら私の探し方が悪いのかもしれませんが、若い援助交際女性はいなかったのです。
もちろん、私は出会い系サイトを活用して何度も割り切り(お金のやり取りを伴う売春)を体験しており、池袋が待ち合わせ場所になったことは何回もあります。
そうしたことを考えると、援助交際の女性が池袋にたくさんいることは事実ですし、運よくそうした女性に当たるかもしれません。
しかし、現実的に考えていまの日本で立ちんぼによる売春をすることは逮捕(18未満の場合は補導)のリスクがありますし、声掛けしてくる男性数も圧倒的に少なく非常に効率が悪いため、立ちんぼをする女性はほぼいないのでしょう。
夜の池袋には高齢女性の立ちんぼが出現する
それでは、池袋に立ちんぼがまったく出現しないのかというと、そうではありません。毎日のように立ちんぼがいます。
ただ、昼間ではなく夜です。このとき、女子高生(JK)や女子中学生(JC)が立ちんぼをしているわけではありません。また、20代など若い女性でもありません。見た目年齢50代以上の高齢女性がメインで立ちんぼをしています。
実際、私は中池袋公園などで援助交際があるのかどうかを調査した後、夜になって再び調査を開始しました。このとき、若い女性ではなく高齢女性であれば援助交際のために立っている姿を確認できました。
例えば、以下の写真は夏ではなく少し寒い時期に撮影したものですが、池袋駅北口から少し進んだ先にあるラブホテル街で立ちんぼをしている高齢女性たちです。
彼女たちのすぐ近くを通ると、「ちょっとお兄さん!」と声をかけれらました。ただ、高齢女性に声をかけられても私は気分が乗りませんでした。
高齢女性が好きな男性の場合、夜になって池袋の街を散策して気に入った女性がいれば援助交際に応じればいいです。ただ、若い女性がいい場合は池袋の立ちんぼ女性を期待してはいけません。
援助交際の女性はどこに行ったのか
昔はあったのかもしれませんが、池袋や新宿を含め「路上売春をしている女子高生や女子中学生など、若い女性はほぼ存在しない」と考えましょう。東京でこの状態であれば、日本全国で若い立ちんぼ女性はいないと考えるのが自然です。
ただ、売春によってお金を得たいと考える人がいなくなることはありません。それでは、援助交際の女性はどこに消えたのでしょうか。
実は、女子高生や女子中学生を含め、若い女性たちの援助交際の場は出会い系サイトがメインになっています。前述の通り、私もこれまで出会い系サイトを活用して、10代や20代を含め何人もの女性と一夜を過ごしてきました。出会い系サイトであれば18歳や19歳の子と会って援助交際できることは確認済みです。
私は18歳未満の女性についても出会い系サイトを通じて会ったことがあります。なお、その人たちと援助交際したかどうかについては法律の関係で述べることができないので想像にお任せします。
援助交際をするとき、路上売春であれば先に述べた通り女性は逮捕(または補導)されます。ただ、出会い系サイトで会った男性と援助交際する場合、逮捕されることはありません。18歳以上の男女が出会い系を通して会った場合、「自由恋愛」と捉えられるので逮捕リスクは男女共にゼロになるのです。
逮捕リスクや効率などの関係から、女性は出会い系サイトを活用してメインで売春をしています。そのため、男性側も路上売春をしている珍しい女性を頑張って探すのではなく、出会い系を活用して割り切り(援助交際)をするのが一般的になっています。
池袋はJKビジネスが盛ん
それでは、なぜ池袋で今でも立ちんぼによる援助交際が盛んのように思われているのでしょうか。
その答えとして、「池袋はJKビジネスが非常に盛んな地域である」ことが関係しているように思えます。JKビジネスとは、18歳や19歳など若い女性を活用した風俗ビジネスを指します。
JKビジネスでは、個室でマッサージを受ける「JKリフレ」や一緒にお散歩する「JKお散歩」などが代表的です。
過去、JKビジネスでは実際の女子高生(JK)が在籍していました。そうした中でJKリフレのように男女が個室で一対一になると、当然のように裏で本番行為(セックス)をして、金銭のやり取りが行われる店舗(裏風俗)が出現するようになります。
こうしたことを受け、現在のJKビジネスでは18未満の女性が在籍できなくなっています。その代わり18歳や19歳など「JKに近い女性」が在籍しているわけですが、そうした人がセーラー服を着て男性とお散歩サービスを実施するのは合法であり、そうした姿は池袋でよく見かけます。
池袋ではこのようにJKビジネスがたくさん行われており、制服姿の女性と中年男性が一緒に歩いている姿が頻繁に確認されることから、現在でも女子高生による援助交際が活発に行われているのだと勘違いされているのではと思います。
ただ、これまで述べてきた通り実際のところ池袋で援助交際希望の女子高生(JK)や女子中学生(JC)を見つけるのは不可能に近いです。
女子高生どころか、20代の若い女性であってもいません。30代女性も厳しいです。いるのは、50代以上の高齢女性だけです。
このような現状があるため、女性と援助交際したい場合は路上で立ちんぼ女性を探すのではなく、出会い系サイトを活用するのが適切です。
援助交際をしている女性のほとんどが出会い系を使っている以上、男性も出会い系を活用するのが基本です。
今回、池袋に出向いての実地調査によって、「援助交際希望の女子高生や女子中学生を何人も見つけた」「20代前半のOLと援助交際して本番(セックス)してきた」などの内容を記事にしたいと考えていました。
ただ、現実には30人以上の若い女性に声をかけても援助交際希望の人を見つけることができませんでした。そうした事実から、残念ながら今の日本では、若い女性の路上売春は成り立たないのだと思います。