性風俗の歴史

かなまら祭:現在にも残る川崎市金山神社の男根信仰の祭り

男根信仰というものは、古くは世界中に散見されるほど一般的なものでした。ただ、ヨーロッパにおいてはキリスト教などの信仰が拡大化していくことによって、次第に影の存在に追いやられてしまったという過去を持っている地域がほとんどです。

しかし、日本にはいまだ男根信仰が根付いている地域があります。それが、神奈川県の川崎市川崎区を中心とした地域です。

ここには、金山神社という男性のペニスを象った像をご神体としている神社が存在します。神社のルーツは近世にまでさかのぼることができ、17世紀には信仰が確立されたと考えられています。

また、この神社では毎年4月の第一日曜日に「かなまら祭り」というお祭りが開催されています。日本における奇祭のひとつに数えられますが、多くの人が赴く人気の祭りです。近年では特に、海外からも注目を集めており、大規模な祭りとして受け入れられています。

例えば下の動画では、かなまら祭の一部である「神輿(みこし)が街を練り歩く様子」を載せています。




日本神話と男根信仰

金山神社は、日本神話に関連付けて、男根を奉納している理由を説明しています。

日本神話では、女神であるイザナミがカグツチという名の神を生んだエピソードがあります。しかし、カグツチは全身に火をまとっていた神でした。そのため、イザナミの膣は焼けただれ、結局それがたたって黄泉の国に落ちてしまったのです。

そんなイザナミの下半身が焼けてしまった際、カナヤマヒコノカミという男神と、カナヤマヒメノカミという女神が彼女の看病をしたといいます。この2柱の神こそが、金山神社に祭られている神です。

そのため、お産や性病などにご利益があるとして、多くの信奉者を集めたのです。

川崎宿の隆盛

金山神社のルーツは江戸時代にあります。当時、現在の川崎のあたりは「川崎宿」という名の宿場町でした。宿場町とは、街道沿いに点在していた旅人のための休憩ポイントのことです。人の往来の激しい地域の宿場町は大きく栄えることとなりました。

宿場町自体が大きくなっていくと、次第に旅人の疲れをいやすための私娼(ししょう:売春婦)が現れるようになります。当時、売春は幕府の管轄地のみで許可されるという取り決めがなされていましたが、彼女たちは宿場町の活力を支えるために広く受け入れられるようになったのです。

こうして、彼女たちの存在は次第に飯盛女(めしもりおんな)という呼称で定着するようになりました。

しかし、売春の仕事も楽ではありません。彼女たちも、仕事だけではなく神仏に救いを求めていくようになりました。そうして、飯盛女たちが始めたのが「地べた祭り」という名の儀式です。

これは、性病を避けるためや、商売繁盛のために行われた祈願でありました。これが時を経て、金山神社を中心に添えた信仰に行きつくようになったのです。

かなまら祭りの誕生

現在、金山神社で行われる催しで最も白熱するものが、かなまら祭りです。この祭りでは、男根を象ったご神体を乗せた神輿を担ぎ、大勢で街中を練り歩くことによって神を奉ります。

実際、この祭りが始まったのは1977年と比較的新しく、17世紀から連続性があるわけではありません。ただし、もともとの信者組織が結託して始めた祭りであるため、精神性は飯盛女の時代から引き継がれているものと考えていいでしょう。

今では、日本各地からこの奇祭を見ようと多くの人が集まり、出産や性病に関する祈願をする方も後を絶ちません。

また、日本だけにとどまらず、海外から多くの観光客が集まっています。キリスト教圏ではほとんど考えられない奇祭であるため、例年海外観光客が大はしゃぎしている姿を見ることができます。

日本でも数えるほどしか現存していない男根信仰ですが、川崎という都会の地域で未だに受け継がれているのは大変興味深いものです。日本神話には、かなりセクシャルな記述がありますが、金山神社の伝統はそれを知るための足掛かりにもなりそうです。

実際にかなまら祭に参加してきた

それでは、実際のかなまら祭はどのような雰囲気なのでしょうか。実際に祭に参加したため、そのときの様子をレポートします。

かなまら祭は、前述の通り「4月の第一日曜日」に開催されます。この日に神奈川県川崎市の金山神社(若宮八幡宮)へ行けば問題ありません。最寄り駅は川崎大師駅(かわさきだいしえき)です。

駅から会場は非常に近く、アクセスが良いです。なお、私が参加したときは以下のスケジュールになっており、朝10:00ごろに会場へ到着するようにしました。

御火取祭:篝火(かがりび)に点火し、祭りが始まる(10:00~10:15)

例祭:金山神社の前で巫女が踊るなど、神事が執り行われる(10:15~10:45)

神輿御霊入れ式:神輿(みこし)に御霊を入れ、神様が宿る(10:45~11:00)

大根削り:大根を男性器の形を切る(11:00~11:30)

面掛行列(神輿):お神輿を担いで町中を練り歩く(12:00~14:30)

奉納演芸:歌や踊りなどの演芸(~16:30)

川崎大師駅に行くためには、まず京急川崎駅に向かって電車に乗る必要があります。このとき感じたのは、外国人の多さです。駅の構内は非常に混んでいたのですが、半分ほどは外国人でした。

もちろん、目当てはかなまら祭です。駅に到着したとき、川崎大師駅でほとんどの人が降りました。このとき、駅の改札を出たときの写真が以下になります。

人が流れていく方法へそのまま行けばいいため、迷子になることはありません。徒歩5分以内に金山神社(若宮八幡宮)へ到着できました。祭りが始まる前ですが、非常に混雑しています。

また、周囲では英語を含めさまざまな言葉が飛び交っており、海外の人がたくさんいることを認識できます。

境内では3つの神輿が置いてありました。かなまら祭では3つの神輿が大きなシンボルとなります。面掛行列で3つの神輿が練り歩くときが祭りのピークとなります。

神輿にはそれぞれ名前がつけられています。まず、最も歴史のある神輿が「かなまら大神輿」です。他の2つに比べると小さいものの、かなまら祭では重要な神輿の一つです。

また、ちんこの形をした黒光りする神輿も目立ちます。この神輿を「かなまら船神輿」といいます。硬さのあるカッチカチの黒光りペニスに目がいきがちですが、よく見ると船の形をした神輿です。

そして、ペニスの形をしたピンク色の最も目立つ神輿が「エリザベス神輿」です。3つの神輿の中でも最も人気があり、記念撮影をする人であふれかえっていて近づくことすら難しいです。

エリザベス神輿は東京・浅草橋にある女装クラブ「エリザベス会館」から奉納されたものです。そのため、他の2つの神輿は地元の有志たちが担ぐのに対して、エリザベス神輿はエリザベス会館の女装者(ニューハーフ)の人が担ぎます。

なお、記念撮影する人のほとんどが海外の方々です。

女性の人も非常に多いため、男性に限らず女の人も楽しめる祭りです。もちろん、カップルで来ている人もたくさんいるため、デートとしてもかなまら祭を利用できます。

かなまら祭での屋台

かなまら神社の中ではたくさんの屋台が出ています。一般的な飲食物を売っている屋台はありますが、それ以上にペニスの形をした特殊なTシャツやキーホルダー、キャンドルなどさまざまなグッズを売っている店が目立ちます。

例えば以下のような、ちんこの絵柄がプリントされたTシャツが売られています。

また、キーホルダーは非常に種類が多いです。一つの値段はそこまで高くないため、手軽に購入できます。

キャンドルでもさまざまな色の商品が置かれています。大きさもそれぞれ異なり、ペニスだけでなく中には女性器の形をしたキャンドルもありました。

店主いわく、これだけの色と大きさが揃っているのは今だけらしいです。写真を撮った時間は祭りが始まった午前10:00くらいですが、あと1時間もすれば色鮮やかなキャンドルはなくなくようです。

実際、この屋台を遅い時間にもう一度訪れてみると、ピンク色の小さいキャンドルしか残っていませんでした。また、その数も非常に少なかったです。

オシャレな手ぬぐいもあります。こちらの手ぬぐいについては、普段でも活用できるデザインになっています。

男性器と女性器がメインのデザインとなっていますが、言われなければ分かりません。

ちなみに、店にはゆるい感じの旗がありました。

もちろん、焼きそばやフランクフルト、ビール、日本酒などを売る普通の店もあります。周囲には飲食店があるので昼食をそこで食べるといいですが、こうした屋台を活用しても問題ありません。

金山神社(若宮八幡宮)の境内

それでは、金山神社の中はどうなっているのでしょうか。狭い境内に多くの人がうごめいているため、非常に歩きづらいですが時間をかければ境内を回ることができます。

まず、若宮八幡宮がメインになります。金山神社は若宮八幡宮の境内社にあり、本殿の左に金山神社があります。

下の写真が若宮八幡宮であり、かなり混んでいましたがお参りしてきました。

また、若宮八幡宮のすぐ左には金山神社があります。かなまら祭の最初のイベントである「御火取祭」はここで行われます。

さらに、境内を散策するとペニスの形をした神聖なオブジェをたくさん発見することができます。当然、そうした場所は撮影スポットとして多くの人(主に外国人)が記念写真を撮っていました。

大根削り

かなまら祭のイベントの一つとして、大根削りがあります。これは、大根を男性器や女性器の形に削っていくというものです。一般人も参加可能ですが、女性器を削るのは難しいため、一般参加者は主に男性器を削ることになります。

当然、男が大根削りをしてもまったく面白くありません。女性が大根削りをするからこそ絵になるわけです。そのため、一般参加者の大根削りでは主に女性が削っていました。

また、「どのようにすればリアルな形に削ることができるのか」について指導をされながら、国籍関係なく熱心に大根を削ることになります。

当然、求められれば美人女性であってもポーズをとってくれます。下の写真の女性はどうやらイタリアから来たらしく、女性一人でかなまら祭に参加したようです。

ちなみに、このとき削られた大根は祭りの後でオークションとして境内で売られることになります。

かなまら祭に参加している人々

海外の人が多いだけでなく、かなまら祭にはさまざまな人が参加しています。例えば、私が参加したときはテンガ(オナニーするための製品)の被り物をしていた人がいました。

また、カメレオンの格好の人もいました。かつてはバットマンが参加していたことがあるようです。カメレオンやバットマンに限らず、さまざまな人が参加しています。

ちなみに、誘導係のお兄さんもコスプレしています。

なお、コスプレまではいかなくても、屋台で売っているお面をかぶったり、ペニスの形をした飴をなめたりして喜んでいる人はたくさんいます。

なお、金山神社へは早めの時間に行くといいです。私は朝10:00のちょっと前に入りましたが、このときはすぐに境内に入場できました。当然、境内は人ごみであふれかえっていましたが、すぐに入ることができたわけです。

ただ、例えば朝11:00に入ろうとすると境内に入場するまでに恐ろしいほどの行列ができ、境内に入ることさえ難しくなります。祭が始まった後、面掛行列(神輿が街を練り歩く行事)が終了するまで、金山神社に入るためには長蛇の列に並ぶ必要があります。

もちろん、面掛行列だけを見たい人であれば列に並ぶ必要はないので問題ないです。また、面掛行列が終わった後であれば人の数が非常に少なくなるため、金山神社を参拝しやすくなります。

金山神社(若宮八幡宮)以外のスポット

かなまら祭の会場は金山神社だけではありません。その周辺も含めて、かなまら祭だといえます。

例えば、金山神社の近くには川崎大師があります。1128年に建築され、真言宗智山派の大本山という由緒正しい寺です。また、別会場として大師公園があり、ここにも屋台が並んでいます。

かなまら祭で3つの神輿が通るのは以下のルートになります。神輿が金山神社を出発した後は大師公園へ向かいます。大師公園へ到着した後は休憩をはさんで再び金山神社へと戻ります。

そのため、「川崎大師の周辺」「大路公園」「金山神社から大師公園までの道」も賑わっています。かなまら祭に協力している店がたくさんあるため、周辺の街をあげて祭りを盛り上げているのです。

なお、かなまら祭ではペニスの形をした飴が有名であり、これを通称かなまら飴といいます。金山神社でも飴を売っていますが、非常に混雑しています。そのため、かなまら飴は大師公園や川崎大師の周辺にある店で購入するとスムーズです。

下の写真が大師公園の様子です。

大師公園にも屋台があり、その中には飴を売っている店があります。もちろん、飴以外にもチョコやTシャツ、まんじゅう(お尻まんじゅう、おっぱいまんじゅう)なども売られています。

実際に飴やチョコ、まんじゅうを買って食べてみましたが、普通においしかったです。

また、大師公園だけでなく川崎大師の周辺にもたくさんの人が繰り出しています。もちろん、ここでも飴を売っています。

ちなみに、川崎大師でおみくじを引いたところ、「凶」が当たりました。

「願望:支障ありてならず」「悦び事:なし」など、散々なことが書かれてありました。普段からエロいことばかり考えているため、それを見透かされたのだと思います。

なお、昼食は川崎大師の近くにある飲食店で食べました。明治から続く由緒正しいお店です。

かなまら祭とのコラボ店であり、どうやら当日限定の「子宝そば」「子宝うどん」を用意しているようです。なぜかR-18なので子供は注文できませんが、かなまら祭に子供の姿はほとんどないので店の売上にはほとんど影響しません。

今回は子宝うどんを注文しました。実際の写真は下になりますが、パッと見た感じではどこが子宝なのか分かりません。

ただ、少し具を移動させると、なぜ子宝うどんなのかようやく分かりました。

かなまら祭の一番の盛り上がりをみせる面掛行列

最もかなまら祭が盛り上がる場面は、「3つの神輿が街を練り歩くとき」です。掛け声と共にかなまら大神輿、かなまら船神輿、エリザベス神輿が担がれて動いていきます。

かなまら大神輿とかなまら船神輿の場合、「エイサ、ホイサ、エイサ、ホイサ」という掛け声です。ただ、エリザベス神輿の場合は「か~なまら~、でっかいま~ら~」という掛け声になります。

面掛行列の最初は旗をもった人から始まります。旗とはいっても、かなりの大きさなので迫力十分です。

その後も人の列が続いていきます。

また、御浄財を入れる機会がありました。開運の効果があるらしく、御浄財を入れてお祓いをしてもらいました。

これまで悪いことばかり行い、さらにはおみくじで「凶」を引いてしまったため、何とかご利益を得るためにお金を投げ入れました。

そうしていると、奥から神輿がやってきました。最初は黒光りするかなまら船神輿です。

次にエリザベス神輿です。ピンク色の非常に目立つ神輿が掛け声とともに町中を歩く姿は非常にシュールです。

最後に通るのはかなまら大神輿です。他の2つに比べると小さいものの、ご神体には「カリ」の部分もあり盛り上がりを見せます。

神輿が過ぎた後であっても花魁(おいらん)が通るなど、楽しむことができます。

面掛行列後の金山神社

一番の見せ所である面掛行列が終わった後であれば、徐々に人数が少なくなります。入るためには長蛇の列に並ぶ必要のあった金山神社であっても、面掛行列が終わってある程度の時間が経てばすぐに入れるようになります。

奉納演芸の時間になり、境内では歌や踊りを含めさまざまな催し物がされていました。また、午前中に削られた大根はこの時間に売り出されます。大根が一本200円で販売されていました。

かなまら祭に外国人が多いのは、海外メディアから注目されていることの影響もあります。実際、多くの海外メディアが取材をしていました。

海外の反応はどうなのか分かりませんが、このように多くのメディアが来て取材をしており、実際に外国の参加者が非常に多いことを考えると、ある程度は好意的に捉えてくれているのだと思います。外国人が多い祭りであるのは、こうした海外メディアの影響もあるのでしょう。

また、若宮八幡宮の社務所の2階には郷土資料室があります。ここが開放され、自由に見学できるようになっていました。

中には、女性器の形をしたお賽銭入れもあります。性信仰に深い神社であることがうかがえます。

誰でも楽しめるかなまら祭

かなまら祭では子孫繁栄(子宝)・安産などを願いますが、友達やカップルを含め誰でも楽しむことのできる祭りといえます。主に下半身にご利益があります。

かなまら祭はれっきとして神事であり、悪ふざけではありません。過去には会場内で露出行為をしたという事件があり、祭りの一部を自粛するケースもありました。こうしたことが起こらないため、参加者は神事であることを忘れてはいけません。

また、中には「きもい」「下品」などのように批判をする人がいます。ただ、祭りに参加していない段階で偏見をもったまま意見を述べてはいけません。

実際に参加してみると、多くの人が笑っていて国籍関係なくその会場にいるだけで友達になれることが分かります。

なお、「かなまら祭では女性のふんどし姿が見られる」などのデマもあります。実際、ネット上には女性がふんどし姿をした以下のような写真が出回っています。

出典:AV「女ふんどし祭り」より

ただ、現地でそのような姿を見ることはできません。これはAV(アダルトビデオ)の企画であり、かなまら祭ではありません。

かなまら祭では露出行為を含め、迷惑行為はしないようにしましょう。もちろん、ある程度の目立つ格好をしていくのは問題ありませんし、外国人から「写真を撮らせてくれ!」と人気者になることは間違いありません。

節度を守り、参加者の一人として祭りを盛り上げるようにしましょう。祭りに参加しているというだけで友達になれるため、大いに祭りを楽しめるはずです。

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