基本的に、金銭を目的としたセックスは、法律によって禁止されています。風俗店が合法的に存在するため忘れてしまいがちですが、日本にも「売春防止法」という法律はあるのです。
ただし、世の中には売春が蔓延しています。出会い系サイトでも、援助交際目的の書き込みは多く、それによって生計を立てている方も少なからずいます。そうした女性に、売春が特別悪い行為だという認識はありません。
そんな中、売春を目的とした「売春サークル」というものが存在します。売春サークルを構成する人々はさまざまですが、比較的主婦が在籍していることが多いという特徴があります。
ここでは、主婦を中心として広がりを見せている売春サークルが、どのように運営されているのかを見ていくのと同時に、在籍している主婦がどのような目的をもっているのかを見ていきたいと思います。
売春サークルとヤリサーの違い
売春サークルとは、その名の通り売春を目的とした団体です。各サークルによって特色は異なりますが、基本的なスタンスは変わりません。
類似するものとして、サークル内で乱交などを盛んに行う「ヤリサー」なるものが存在します。ただし、売春サークルとは似て非なるものです。
なぜならば、ヤリサーの場合は在籍している者同士でのセックスが基本的であるのに対し、売春サークルでは外部の男性とセックスをするのがスタンダードだからです。そのため、売春サークル内には、女性しか在籍していないことがほとんどなのです。
またそれ以外にも、ヤリサー内では金銭のやり取りがないのに対し、売春サークルは一般的に有償でセックスを行います。これも、売春サークルがヤリサーと異なる理由のひとつです。
主婦が運営する売春サークル
売春サークルという文化を担っている層は、やはり主婦であることがほとんどです。近所に住む主婦同士で参加し、売春行為を行うのが基本的な活動です。
サークルによって規模の大小はさまざまですが、ものによっては団地の棟すべてを巻き込むほど巨大なサークルも存在します。こうした巨大サークルは、利用者である男性側からしても極めて魅力的に映るため、さらに成長していく傾向にあります。
そんな売春サークルは、その特徴から大きくふたつに分けることができます。ひとつは、「売春を楽しむためサークル」、そしてもうひとつは「金銭を得るためのサークル」です。
売春を楽しむためのサークル
売春をお金目的で行うわけではなく、自身の楽しみのために行う主婦が集うのが「売春を楽しむためのサークル」です。このサークルには、比較的家庭の所得が高い主婦が集います。彼女たちは、旦那の留守の間に売春を楽しむのです。
こうしたサークルに在籍する主婦は、当然ながら売春のことを夫に隠しています。そのため、基本的にはこぢんまりとしたサークルであることがほとんどです。大規模なものだと、夫にばれる可能性が高いからです。
金銭目的のサークル
売春サークルの中でも、低所得家庭の主婦が集うのが「金銭を得るためのサークル」です。
もちろん、彼女たちにとっては生活費を賄うための売春であるのですが、時に夫の収入を超えるほどの稼ぎを出す主婦もいます。そのため、初めから夫にサークルに入っていることを認められている主婦も多く、サークルの気質としては非常に開放的です。
そして、夫に隠さなくていいとなると大っぴらに活動ができるため、団地すべてを巻き込むほどの巨大サークルに発展することもあります。
主婦を中心とした売春サークルであっても、その特徴は大きく異なります。在籍している主婦の性格や考え方もまるで違うため、一概に「売春サークル」の認識でおさめてしまうのは難しいことです。