セックスではさまざまな方法で女性を刺激しますが、その中でも多くの人に人気の刺激方法が「クンニ」です。クンニは「男性が女性器を舐めること」を指し、正しくは「クンニリングス」といいます。女性器は非常にデリケートな部位であるため、柔らかい舌で刺激するのに適しており、女性を興奮させやすい方法です。
多くの男性はクンニを「女性器を舐めればいい」と単純に考えてしまいがちです。しかしクンニは、女性器をただ舐めれば良いというものではありません。正しい方法を理解してこそ、クンニで女性を快感に導くことができるのです。
ここでは、クンニの正しい行い方について紹介します。
女性器を4つのパーツに分けて責めることが大切
クンニでは女性器を舐めて刺激しますが、女性器には大きく4つのパーツがあります。女性器の外側にあたる「大陰唇(だいいんしん)」、内側にあたる「小陰唇(しょういんしん)」、女性器上端にある小さな突起の「クリトリス」、膣へとつながる「膣口(ちつこう)」です。
これら4つのパーツをひとつとして考えるのではなく、分けて順番に責めることが大切です。
女性への愛撫は、感じやすい部位の外側から順番に行うのが基本です。このような順番で責めることで、女性に「早く敏感な部分を責めてほしい」という焦らしの効果を与えることができます。そして女性の性的興奮を大きく高めることができるのです。
女性器の場合は大陰唇、小陰唇、クリトリス、膣口の順に責めると、より効果的に女性を刺激することができます。
最初に大陰唇と小陰唇を舐める
クンニを行う際には、まずは大陰唇から舐めるようにします。
大陰唇の上端には、あとで舐めて刺激するクリトリスがあります。そのため舌で大陰唇を舐める際には、「クリトリスに向かう方向に舐める」ことが大切です。また、女性器は両脚のちょうど真ん中に位置しています。左右対称な形になっているため、左右の大陰唇を交互に舐めるとより良いです。
こうして舌先で女性の大陰唇を下から上に舐め上げていきますが、舐めるスピードを少しずつ速くすると、エッチな気分を高めることができます。また、大陰唇を唇でつまんだり、吸い込んだりすると、さらに刺激を加えることができます。刺激に変化をつけることで、女性が興奮しやすくなります。
次に小陰唇を舐めます。小陰唇もクリトリスに向けて下から上に舐めます。また、大陰唇と小陰唇の間には溝があります。溝も丁寧に舐めると、女性が感じやすいです。顔を横にすると舐めやすくなるため、積極的に責めましょう。
また、女性は性器を責められるときは「とても恥ずかしい」と感じていることが多いです。そのためクンニを行う際には、「きれいなあそこだね」、「おいしい」などの声をかけてあげると女性が安心してくれます。女性をリラックスさせることは、女性を興奮させるために大切です。
クリトリスと膣口を舐める
大陰唇と小陰唇を責めたら、次にクリトリスを舐めます。
クリトリスは最初、「包皮(ほうひ)」と呼ばれる皮に包まれています。クンニを行う際は、皮をむいて舐める必要があります。クリトリスの皮をむくには、両手の人差し指と中指の腹を使い、両サイドからクリトリスを挟みます。そして指を開くと、皮をむくことができます。
クリトリスは舌を左右に動かして刺激するのが効果的です。舌先で舐めるようにすると、舌のなめらかな部分で女性を刺激することができます。
クリトリスへの刺激は、舌を動かすスピードを速くすることで強めることができます。最初はゆっくりしたスピードで焦らすようにクリトリスを舐めて、徐々に舌を動かすスピードを上げましょう。
さらに女性をある程度刺激したら、舌の動かし方に変化をつけると良いです。舌を上下に動かしたり、円を描くように舐めたりすることで、さらに女性を快感に導くことができます。
こうしてクリトリスを責めたら、最後に膣口を舐めます。このときには女性器から「愛液」という無臭の透明な液体が溢れ出ています。愛液を絡めながら、舌先で膣口を刺激しましょう。膣口にはあとでペニスを挿入することになりますが、舌での責めはペニスとは違う気持ち良さを女性に感じさせることができます。
また、クンニを行っていると、男性は舌が乾いてくることがあります。舌が乾くとざらざらとした感触になり、女性が気持ち良いと感じにくくなってしまいます。
クンニに集中してしまうと舌の状態に気が付かなくなってしまいます。ときどき自分の唾液や愛液で、舌の潤いを保つように気をつけましょう。
こうして膣口まで舐め終わったら、ペニスを挿入してセックスを行うと良いです。
クンニは以上のようにして行います。クンニはひとことで言えば「女性器を舐めること」です。しかし、大陰唇から膣口まで、段階を踏んで刺激することが大切です。クンニの正しい方法を習得して、女性とのセックスをさらに楽しんでください。