日本の風俗

池袋では援助交際や裏風俗のサービスが多く提供されていた

東京の中でも大きな街として知られているのが池袋です。新宿や渋谷と並ぶ街として多くの人が訪れていますが、風俗街もにぎわっています。東京の歓楽街といえば新宿の歌舞伎町をイメージする人は多いですが、池袋にも多くの風俗店があります。

ここでは、池袋の風俗街の歴史と現状、さらには裏風俗についてまで紹介します。

池袋は昭和時代から風俗街として人気になった

池袋の風俗街としての歴史は昭和時代(1926~1989年)から始まりました。東京の有名な遊郭(ゆうかく:風俗街のこと)に吉原がありますが、吉原は江戸時代(1603~1868年)から歴史があります。これに比べると池袋の風俗の歴史は浅いといえます。

江戸時代の池袋はいわゆる「田舎」でした。田畑が広がる村でしたが、大きな発展のきっかけになったのが「池袋に鉄道が開通したこと」です。

もともと、田舎の池袋に鉄道が建設される予定はありませんでした。当初は現在の目白にあたる場所に駅が設置される予定でした。しかし地形の問題から、目白への駅の設置は困難になりました。そこで池袋に駅が建設されたのです。

建設当初の池袋駅では、利用客は少数でした。しかし各地域へ向かうために池袋駅を利用する人が徐々に増え、池袋は大きく発展することになりました。

そして、街の発展とともに営業されるようになったのが風俗店です。

第二次世界大戦(1939~1945年)の後、昭和の時代は物が不足していました。物品は配給でまかなわれていましたが、「闇市」という非合法に物品を取引する市場が各地で開かれていました。池袋は闇市がさかんに開かれていた場所でした。

そして、闇市とともに風俗店も増えるようになりました。闇市では買い物をすることができましたが、飲食店も合わせて建ち並んでいました。ただ、闇市の飲食店の中には一般的な食事をできるだけでなく、店の奥や2階で女性との性行為を行うことができる店がありました。

池袋は「立ちんぼ」が多かった

昭和の池袋には一般的な店舗型の風俗店もありますが、もうひとつ多かったのが「立ちんぼ」です。立ちんぼは「街頭に立って客引きを行い、性行為のサービスを提供する売春女性」のことを指します。当時は街娼(がいしょう)と呼ばれました。

現在の池袋駅には、東口から西口につながる地下道があります。この通路は昭和時代にも存在しており、街娼が男性に声をかけていました。

街娼は男性客から人気となり、ピーク時は戦後間もない昭和22年(1947年)ごろでした。そのころは駅周辺だけでもたくさんの街娼が客引きをしていました。

また、1990年代には外国人の立ちんぼもたくさんいました。池袋にはホテルが点在していましたが、ホテルの周辺では夕方になると東洋系や南米系の外国人が立ちんぼをしていました。

しかし、立ちんぼによる売春は違法であったことから、2000年代にかけては少なくなっています。

立ちんぼのかわりに援助交際が増えた

立ちんぼがいなくなったかわりに池袋で増えたのが「援助交際」です。援助交際は「女性がお金を目的にして男性と性行為をすること」を指します。

池袋や東京自体が発展するにつれ、たくさんの遊び場やショッピングを楽しめる施設が増えました。そのため女性は、お金を求めるようになりました。そして収入を得る手段として、女性は援助交際をするようになったのです。

池袋は援助交際をする女性が多い地域として知られています。その原点には、昭和時代からの立ちんぼが多かった歴史があります。

ただ、援助交際は違法な行為です。そのため暴力団が関わっていることがあります。違法であることを理由にして暴力団が女性に取り入り、援助交際をしたい女性と、女性とセックスをしたい男性客の仲介役を果たすのです。

援助交際では20代前半の若い女性と1万5千円~2万円ほどでセックスを行えます。しかし、違法であることを理解しておく必要があります。

池袋で行われていた裏風俗

このように、池袋は昭和から発展した街でした。また、立ちんぼや援助交際など、ほかの地域の風俗街とは違った発展の仕方をしてきた街でもあるのです。

また、池袋には一般的なヘルスやデリヘルなどのほかに、いわゆる「裏風俗」が多いのが特徴です。裏風俗は違法に営業されている風俗店で、本来は禁止されている本番行為(セックス)を行うことができます。

池袋は「大人のパーティ」が盛んに行われていた

池袋で1990年代初頭に人気となっていたのが「大人のパーティ」です。大人のパーティはマンションの一室で行われ、男性と女性が部屋に来店してセックスを行います。

大人のパーティでは、風俗嬢ではないいわゆる「素人」の女性とセックスをすることができます。また、パーティ形式なので3Pや乱交になることがあります。

池袋の大人のパーティは、「ビデオ鑑賞会」という名称で開催されていました。一見は風俗サービスと分からないようになっていたのです。

池袋の大人のパーティに参加する場合、男性客はマンションの一室に向かい、料金を支払います。マンションの部屋には女性が待機しており、部屋の奥にある「プレイルーム」という部屋で性行為を行うことができました。

池袋の大人のパーティの良いところは、「時間内なら無制限」である点です。決められた時間内なら何人の女性と何度セックスをしても良いのです。この内容に興味を持った男性が集まり、池袋は「都内有数の大人のパーティ開催地」となっていました。

大人のパーティは密かに営業されていました。そのため、「ドアの前に花の鉢があれば営業中。鉢が置いていなければ満席、もしくは休業日」のようなルールがある場合がありました。

しかし、大人のパーティは摘発されやすい店でした。開催されるのはマンションで、昼間からさまざまな男女が出入りしていました。

また、複数人の男女のセックスの声が聞こえることもありました。そのためマンションの関係者が不審に思い警察に通報し、摘発に至るケースが多くありました。

外国人女性とプレイする「金髪パーティ」

大人のパーティに似たサービスとして営業されていたのが「金髪パーティ」です。これは大人のパーティの外国人女性版です。男性客は外国人女性とセックスをすることができました。

大人のパーティの人気が出始めたのは1990年代の初頭でした。金髪パーティはそれに続く1995年ごろに人気となりました。

当時、「金髪の外国人美女とセックスをしたい」という想いを持った男性は多くいました。金髪パーティは「男の夢を叶えることができる場所」として人気となったのです。

金髪パーティは違法にもかかわらず、人気の高さから雑誌に広告が掲載されることもありました。しかし広告が目立ったことから、金髪パーティ業者は警察による摘発が行われました。2000年に入る前には全ての業者が摘発され、2000年以降は開催されなくなりました。

マンションで本番行為を行う「マンションヘルス」

池袋で多かった裏風俗のサービスとして「マンションヘルス」も代表的です。「マンヘル」と略称で呼ばれることもありました。

マンションヘルスはマンションの一室がプレイの部屋となっており、女性とセックスを行うことができました。料金は1万5,000円ほどとなっており、一般的な風俗店と同水準の料金で本番サービスが提供されていました。

マンションヘルスが営業されていた場所は雑居ビルではなく、10階建てのようなしっかりとしたマンションでした。マンションヘルスは一見風俗店が営業していないような建物で、違法に営業されていたのです。

しかし、店のサービスが気に入らなかった男性客やマンションの住人などから警察に通報が入り、マンションヘルスは摘発されることがたくさんありました。

このように池袋は一般的な風俗店のほかに、違法営業の裏風俗のサービスが数多くありました。現在は相次ぐ摘発によって減少していますが、密かに営業されている場合もあります。

池袋での立ちんぼや風俗事情を知る

それでは、現在の池袋では立ちんぼ女性による売春は行われているのでしょうか。2013年には新宿で立ちんぼをしていた女性が逮捕されたことがあります。それ以降、どのようになっているのでしょうか。

池袋では池袋駅の北口に風俗街が広がり、ラブホテルの周辺に売春目的の立ちんぼ女性がいるといわれています。

池袋駅の北口を出ると、目の前には居酒屋と風俗店が混在する歓楽街が表れます。基本的には飲み屋が多く、その中に風俗店が点在するという感じです。ガールズバーやキャバクラ、ピンサロを含め、さまざまな店が運営されています。

もちろん、無料相談所があれば客引きのお兄さんもいます。新宿・歌舞伎町ほどではないですが、客引きによる声掛けは非常にしつこいです。

例えば、「お兄さん、どの店をお探しですか? 良かったら案内しますよ。女の子とお話しできるところでも、抜きができるところでも案内できます」という感じで話しかけてきます。

ソープランドであれば、セックスができることはあらかじめ分かっています。ただ、池袋にはそうした店だけでなく、「洗体」「エステ」と書かれた明らかに性的サービスを提供してくれるであろう看板を数多く見かけるようになります。

本番行為(セックス)まではしない店があれば、中には違法にセックスできる店も存在します。

風俗街をさらに少し北にいくと、徐々にラブホテルが立ち並ぶエリアに行きつきます。こうした地域に売春を目的にした立ちんぼが表れるのかというと、現在でも少数ならが存在します。

立ちんぼの女性は何をするわけでもなく携帯電話をいじっていたり、周囲を見渡していたりとその雰囲気からすぐに判別できます。例えば、私は以下の女性から「ちょっとそこのお兄さん」と声を掛けられました。

重要な年齢や容姿はどうかというと、かなりの高齢女性であり、おばさんというよりも「おばあちゃん」でした。当然、容姿は悪いです。私は高齢女性に興味がなかったため、この女性を相手にすることはしませんでした。

また、他にも売春目的の立ちんぼ女性はいましたが、どれも高齢です。40代以上の女性ばかりです。少なくとも、若い女性はいませんでした。

ちなみに、写真撮影のために池袋の街を散策した後、30分後に再び同じ場所に戻ってくると、立ちんぼ女性たちはやはり同じ場所で男性から声を掛けられるのを待っていました。

若くてキレイな女性であれば、すぐに男性が声をかけてくれると思います。ただ、高齢女性で容姿がキレイというわけでもないため、なかなか声をかけられにくいのでしょう。

ただ、こうした高齢女性であっても立ちんぼをしているということは、「年齢が高くしても買春する男性がいる」ことも意味しています。世の中、熟女好きの男性がいることは確かです。さまざまな性癖をもつ人がいるため、そうした人であれば売春に応じてくれるのだと思います。

ちなみに、立ちんぼ女性たち同士で会話をする場面があったのですが、言葉は中国語でした。日本人ではなく、中国人を含め外国人女性がお金を稼ぐために路上売春をしているのだと思います。

なお、池袋駅北口の風俗街を抜けてさらに北東へ進むと、ラブホテルが密集する地域が表れます。

このエリアでは多くのカップルが手をつなぎながら歩いており、ラブホテルの中へ消えていきました。ラブホテルの中でお互いに愛を深め合うのでしょう。

ただ、中には制服を着た女子高校生(JK)と一緒に歩くおじさんがいました。制服を着た女子高生とラブホテルを歩いているということは、これから援助交際をしようとしているといえます。

おじさんの隣を歩いている「援助交際に応じた女子高生」の顔は地味です。そこまで美人というわけでもありません。どちらかというと、風俗店では地雷嬢に分類される容姿です。ただ、女子高校生(JK)というブランドによって援助交際が成り立っているのだと思います。

ラブホテルばかりが立ち並ぶ街を歩いていたとき、同じように立ちんぼとして売春希望の女性を見つけることができました。何をするわけでもなく、ホテルの前で立っているだけです。

ただ、他の立ちんぼと同じように非常に高齢です。おそらく、50代後半か60代ほどの女性です。こうした女性が好きな人であれば問題ありませんが、少なくとも私は若い子が好きなため、立ちんぼ女性とセックスする気にはなりませんでした。

ラブホテルの街を歩いていると、パトカーが通り過ぎていきました。非常に狭い道にも関わらず、見回りをして町の秩序を守るために活動してくれているのだと思います。

欲望が渦巻く歓楽街では、大きなお金も動きます。その中には、あまり公にはできないお金もあるのでしょう。

ラブホテル街から隣にある通りに移動したとき、運転手に対して男性が何かやり取りをしていました。このときの写真が以下になります。何をしているのだろうと気になり、近くまで行くと、男性が200万円(推定)ほどの札束を数え、運転手に渡しているところでした。

こうした風景は歓楽街であれば日常的にあります。あまり大きな声ではいえないお金が動くのも風俗街なのです。

現在の援助交際は出会い系に移っている

ここで紹介した通り、高齢女性であれば少数ながら立ちんぼが存在します。かなりの高齢女性であっても満足できる場合、立ちんぼ女性に声をかけても問題ないです。

ただ、現在は立ちんぼとしての売春はほとんど行われていません。それでは、援助交際などがまったくなくなったのかというと、そういうわけではありません。現在、売春の場は出会い系サイトに移っています。

出会い系サイトで売春・援助交際をする場合、割り切りと呼ばれます。立ちんぼのような路上売春とは異なり、割り切りによる売春は「自由恋愛の範疇」と捉えられ、逮捕されることはありません。そういう意味では、男性にとっても女性にとっても出会い系サイトは安全に利用できるツールだといえます。

女性は近くのカフェなどで待機し、出会い系サイトの掲示板などで「いまから池袋で会える人」などの募集をします。このとき、男性とネット上で交渉が成立したら、時間に合わせて待ち合わせ場所へ移動するのです。

もちろん、数日前からメールでやり取りすることもあります。この場合、その日ではなく何日かの期間を空けたうえで会うことになります。

なお、裏風俗については前述の通り、いまでも池袋のマンションの一室などでひっそりと営業されています。女子高校生(JK)を相手にしたり、18以上であっても10代で非常に若い子とエッチできたり、必死で探せば裏風俗にたどり着くことは可能です。

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