大阪の飛田新地の風俗店は、ほかの地域の風俗店とは異なる点がたくさんあります。初めて店を利用するときには、前もってシステムや遊び方を把握しておくことをお勧めします。
ここでは飛田新地の風俗店での基本的な遊び方や風俗嬢が行う性病・妊娠対策を紹介します。
店を選ぶ
飛田新地の店は多くの場合、「古びた民家のような建物」となっています。
入り口にあたる「玄関」は、営業中は扉が開けられています。そして、玄関先に「男性客の呼び込みをする女性(やり手婆:やりてばばあ)」と「風俗嬢」が座っています。男性客は店にいる風俗嬢を直接見ることができるので、確実にお気に入りの女性を選ぶことができます。これはほかの風俗店にはないメリットです。
飛田新地の風俗店の女性は、どの女性も非常にルックスが良いです。ひとつの店だけでなく、複数の店を見て回ると良いでしょう。
ただ、ほかの男性客も同じように見て回っており、気になった女性がいる店に戻ってきたときにはプレイ中であることがあります。
そのため、「この女性はすごく可愛い」と感じたら、その場で決断することが大切です。少しでも躊躇していると、その間に他の男性に指名されてしまうからです。
プレイ内容と料金
飛田新地の風俗店は、風俗店のジャンルのひとつである「ちょんの間」に属します。ちょんの間では、店内にある4~8畳ほどの部屋で女性とプレイをします。プレイ内容は本番行為(セックス)を含みます。ただし、コンドームは着用する必要があります。
風俗店では本来、本番行為が禁止されています。ただ、飛田新地の風俗店は「料亭」として経営されており、「飛田新地料理組合」という団体に加盟しています。そのため、表向きは「男性と女性が料亭で自由恋愛に発展した」として本番行為が黙認されています。
料金は多くの店で「15分で約11,000円」となっています。ただ、多くの場合「20分16,000円」と表示されており、15分はいわば裏メニューという扱いになっています。さらに、25分、30分というように、5分刻みでプレイ時間を選ぶことができます。
ほかの風俗店と比べると、非常に短い時間から遊ぶことができ、料金が高いのが特徴です。1時間に換算すると約5万円となり、同じく本番サービスを提供している「高級ソープランド」と同水準の金額といえます。
ちなみに、関西の男性は「お金を払うなら女性を直接見て決めたい」という人が多いため、ソープランドではなくちょんの間が残ったといわれています。
プレイの際の注意点
店を決めて利用することになったら、店の玄関から店内に入ります。そして、女性と一緒に店の2階に上がります。
多くの男性は15分や20分などの短時間で利用します。20分を超えるコース(30分や40分コースなど)を利用する男性は飛田新地では少数派です。ただ、ここで気を付ける必要があるのが、「女性との会話や着替えなどの時間もプレイ時間としてカウントされる」ということです。
プレイ時間がカウントされ始めると、女性がまずお盆にお茶を乗せて出してくれます。そして、会話をして女性との距離を縮めた後に服を脱ぎ、プレイに入ります。
15分という短い時間では、「時間配分」が大切です。女性がお茶を出してくれるのに2分、会話に3分、着替えに1分とすると、これだけで6分です。そのため、実質10分ほどで射精をする必要があるのです。
男性によっては店を回っている時点から性欲を高めておき、店の2階に上がる途中から男性器を触って勃起させておくなどの「下準備」を行う人がいます。また、女性がお茶を持ってきてくれる際に上半身だけ脱いでおくことも時間短縮につながります。
初心者の場合、15分よりも20分のほうが余裕を持ってプレイできるのでお勧めです。ただ、飛田新地では20分が基本コースになっており、15分はメニュー表にないことが多いです。
また、飛田新地の風俗店にはシャワーがありません。風俗嬢は仕事とはいえ、男性に清潔感がない場合、プレイで積極的に責めてくれなかったり、女性が抵抗を感じているのが分かったりします。より女性と楽しくプレイできるように、前もってシャワーを浴びて身体を清潔にしてから行くと良いでしょう。
なお、プレイの際はコンドーム着用でのセックスは可能ですが、ディープキスはできない場合が多いです。さらに、クンニ(舌で女性器を刺激するプレイ)や指入れ(女性器を指で刺激するプレイ)も行うことができません。飛田新地ではディープキスが苦手な女性が多く、禁止となりました。
飛田新地の風俗店はどの店でも、プレイを終えると風俗嬢から「飴(ペロペロキャンディ)」をもらえます。
飴をなめながら飛田新地の店を歩くのは、「すでに店を利用し終わった人」ということを示します。つまり、余計な客引きを避けることができます。風俗店も無駄な呼び込みをせずに済むため、お互いにメリットがあることとなっています。
以上が飛田新地の風俗店での基本的な遊び方です。飛田新地ではほかの地域の風俗店とは異なる点が多くあります。前もって把握してから向かうと、初心者でもスムーズに店を利用することができます。
飛田新地の風俗店は女性のレベルの高さから、「一度利用するとほかの風俗店が物足りなくなる」という男性さえいるほどです。興味があれば利用してみるのはお勧めです。
風俗嬢が行う性病・妊娠対策
ただ、風俗遊びをするときに気になるのが性病です。これは風俗嬢にとっても同様であり、性病・妊娠対策が必要です。
風俗嬢につきものなのが性病です。大阪の飛田新地の女性は1回のプレイ時間が15分と非常に短いです。そのため多くの男性客の相手をすることになります。数多くの男性客を相手にすれば、その分だけ性病のリスクは高くなります。
また、飛田新地は本番行為(セックス)がサービスとして提供されています。本来なら風俗店の本番サービスの提供は違法ですが、飛田新地の風俗店は「料亭」という扱いとなっており、「料亭内での男女の自由恋愛」という建前で本番行為が行われています。そのため、女性は性病だけでなく妊娠のリスクもあります。
飛田新地の風俗嬢は、性病や妊娠に対する対策を行っています。以下にその例を紹介します。
定期検診を受けていない女性が多い
性病や予期しない妊娠は早期発見が大切です。早く見つけるための方法として「定期検診」があります。
ただ、飛田新地の風俗嬢で検診を受けている人は少ないです。飛田新地では本番行為が行われており、男性客はコンドームを着用するのが基本です。そのため多くの風俗嬢は「コンドームを着用してもらっていれば、性病になったり妊娠したりする可能性は低い」と考えて、検診を受けないのです。
風俗店によっては定期検診の機会を設けている店がありますが、多くの店は「風俗嬢の自己責任」としています。
飛田新地の風俗嬢の間では「性病は交通事故、エイズは飛行機事故」という認識となっています。つまり、「性病は稀に起こることがあるが、エイズになることはほぼない」ということです。
ピル(避妊薬)は必須
定期検診を受けない代わりに風俗嬢が行っているのが「ピル(避妊薬)の服用」です。
ピルは飲んですぐに効果が表れるわけではありません。個人差がありますが、服用してから8日ほどで効果が現れます。そして、避妊効果を維持するためにはピルを飲み続ける必要があります。そのため飛田新地の風俗嬢は、1日1錠のピルを飲んでいる人が多いです。
飛田新地の男性客は15分でプレイを終えるのが一般的です。そのため、風俗嬢は1日に10人以上の男性の相手をすることがあります。月に20日働くと200人、年間で約2,400人もの男性と性的プレイを行っていることになります。
このように非常に多くの男性と性的行為を行っているため、コンドームを着用しているとはいえ、妊娠リスクを避けることはできません。そこで風俗嬢は手軽に服用できるピルで妊娠の予防をしているのです。
また、ときにはコンドームが破れてしまうことがあります。コンドームが破れたままセックスをしてしまうと妊娠のリスクが高くなります。このようなトラブルのためにも、風俗嬢にとってピルの服用は必要です。
男性客の悪質な行為への妊娠対策
男性客によっては悪質な行為を行う人がいます。店でコンドーム着用が決められているにもかかわらず、途中でコンドームを外してしまったり、爪でコンドームの先を破って男性器を露出させたりする人がいるのです。
悪質な行為をする男性客に対しては免許証などの本人確認が行われ、「後々トラブルがあった際には通報する」などの対応が取られます。
なお、セックス時に中出しされた風俗嬢は「アフターピル」という、性行為から一定時間以内に飲むと避妊効果があるピルを服用します。
アフターピルを飲むべきタイミングは「性行為のあと72時間以内」などが一般的です。風俗嬢の間では、「性行為後の72時間以内に2錠のアフターピルを飲むと妊娠リスクを避けられる」という認識となっています。
さらに風俗嬢は、念のために「殺精子剤」という薬も服用します。膣に挿入することで精子を死活させる効果があります。
飛田新地には女性を求めてさまざまな男性客が訪れます。その中には悪質な男性もいます。そのため、風俗店と風俗嬢は日ごろから上記のような対策を行っているのです。
このように、飛田新地の風俗嬢は男性へのコンドーム着用の厳守とピルの服用を主として、性病・妊娠対策を行っています。ほかの地域の風俗嬢も、性病・妊娠対策を行っている女性は多いです。
しかし、飛田新地は1日にセックスをする男性の人数が非常に多いため、できるだけ確実にトラブルを避けられるよう対策が行われています。