後背位(こうはいい)は通称「バック」と呼ばれる体位です。バックでは、男性が女性のお尻側から男性器を挿入します。アダルトビデオ(AV)でもバックが行われているシーンを見かけることは多く、実際のセックスに取り入れている人は多いです。
ただ、正しいバックの方法を理解している人は少ないです。行い方の基本を知り、女性を気持ち良くさせるための注意点を押さえることで、さらにプレイが気持ち良いものになります。
ここでは、バックの基本的なやり方や気を付けるべき点について紹介します。
バックの基本的な行い方
バックを行うには、まずは女性に四つん這いになってもらいます。手と脚をベッドについてもらい、男性は女性のお尻側に膝をついて座ります。
すると、ちょうど男性器が女性のお尻の高さにきます。この状態でペニスを女性器に挿入して、腰を振って女性を刺激します。
バックでは男性が腰を動かしやすいため、ペニスを女性器の奥まで入れて刺激することができます。また、女性にとっては背後から責められる体位であるため、いわゆる「Mな女性」は興奮しやすいです。
また、もうひとつの行い方として、立ちながらバックを行う方法もあります。これは通称「立ちバック」と呼ばれる方法です。
立ちバックでは、男性と女性がベッドから降りて立ちます。この状態から女性はベッドや壁に手をつき、お尻を男性に向けるようにします。男性は立ったままの状態で女性のお尻側からペニスを女性器に挿入して、腰を振ります。
立ちバックは男性が立った姿勢で腰を動かすことができるため、非常に安定して女性を刺激しやすい体位です。また、見た目にもエッチな雰囲気があり、男性が楽に行うことができるため、セックスの中盤で取り入れるのがお勧めです。
女性に身体の角度を変えてもらい、ゆっくりと挿入する
バックはペニスを挿入しやすい体位ですが、女性器にペニスを勢い良く挿入すると、女性が痛がってしまいます。そのため最初はゆっくりと挿入するようにしましょう。男性は女性の腰やお尻を持ちながら挿入すると、スムーズにペニスが入ります。
また、ペニスを挿入する際には、女性に身体の角度を変えてもらうとスムーズに挿入できます。
女性には四つん這いになってもらう必要がありますが、身体の角度によっては挿入しにくい場合や、奥までペニスが入らない場合があります。このときには女性に前傾姿勢になってもらったり、少し腰を動かしてもらったりして、ペニスがしっかりと女性器の奥まで入るようにしましょう。
また、挿入を終えた直後は女性が痛みを感じやすいため、少し時間を置いてから腰を振り始めましょう。
腰を振り、音を出してエッチな気分を盛り上げる
ここから、男性が腰を振って女性を刺激していきます。バックは前述のように男性が腰を振りやすい体位です。ただ、AVでは「男優がバックで勢い良く腰を振るシーン」がありますが、最初からこれをしてしまうと女性が痛がってしまいます。
最初は少しずつ腰を動かして、ゆっくりと女性に刺激を与えましょう。そして徐々に腰を動かすスピードを上げると、女性が痛みを感じることなくセックスを行うことができます。
こうしてバックでのセックスを続けると、だんだんと男女の興奮度合いが高まってきます。この段階になったら、ストローク(男性器を女性器に対して押し引きする長さ)を長くすると良いです。要はしっかりと奥まで女性器を突いたら、ペニスが女性器から抜ける手前まで引き出すようにします。
こうすることで、男性は腰の振り幅を長くすることができます。そしてペニスと女性器がさらにすり合わされて、刺激が強くなります。そしてこれを速いスピードで繰り返します。
また、バックのメリットとして「音を立てることができる」という点があります。ペニスを女性器の奥まで入れる際に勢いをつけるようにすると、「パン!」と音を出すことができます。
これをリズミカルに繰り返し、「パンパンパン!」と刺激すると、女性はペニスによる刺激とエッチな音によって、さらに興奮することができます。
さらに男性が前傾姿勢になると、手を伸ばして女性の胸に触ることができます。前傾姿勢になると腰を振るスピードは落ちますが、ゆっくりと腰を動かしながら女性の胸を揉んだりなでたりすると効果的です。こうすることで、女性器と胸の両方に対して刺激を与えることができます。
バックの状態で射精したあとも前傾姿勢になると良いです。男性が後ろから女性に抱きつくようにして、エッチの余韻に浸りましょう。
セックス直後は女性の身体が敏感になっています。男性が前傾姿勢で女性の背中から抱きついているときは、女性の胸などの感じやすい部分ではなく、お腹や頭を優しくなでてあげましょう。こうすることで、女性に対して愛情を表現することができます。
後背位(バック)はこのようにして行います。バックは正常位の次に一般的な体位といえます。紹介した手順や注意点を押さえて、女性とのセックスを楽しんでください。